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DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD

Skeinforge のパラメタ

3D プリンタ Printrbot+ のためのスライシングに Skeinforge をつかっているが,たくさんのパラメタをまだうまくあやつけていない. 大物の印刷を予定しているので,できるだけ高速化したい. そのため,速度のパラメタを中心に変更をこころみてみた. すこし高速化をはかることができたが,まだ十分でない.

Speed

Speed メニューでつぎのパラメタをかえてみた: Feed Rate, Flow Rate Setting. 前者は直観的にわかるが,後者はよくわからない. 前者に関しては 50 にしても,たいていはうまく印刷できるようだ. ただし,1 層めはおそくしないとぐちゃぐちゃになるので,Feed Rate を 50 にしたときは Object First Layer の 4 つのパラメタを 0.25 くらいにするとよいだろう.

Flow Rate Setting はこれまで Feed Rate とおなじにすればよいだろうとかんがえていたし,マニュアルにもそう書いてある. しかし,Feed Rate が 50 のときにこれも 50 にすると,フィラメントがあまる感じだ. そのため,25 まで,へらしてみた. これでフィラメントが不足しているようにはみえない.

Travel Feed Rate はとりあえず 100 にしてある. ばあいによっては,もっとおそくしたほうがよいかもしれない.

Carve

Edge Width Over Height の値は既定値が 1.8 になっていたが,小物を印刷するときはもっとおおきいほうがよさそうだ. 3.0 くらいでつかってみている.

Raft

オブジェクトの下に raft (いかだ) を印刷したといきは,このオプションを有効にすればよいはずだ. ところが,これを有効にしても raft がつくられないことがある. オブジェクトがちいさすぎるとそうなるようだ.

Limit

Skeinforge の既定値だと,印刷開始時のヘッドのうごきがとてもにぶい. もっと高速にうごいていいはずだ. それをきめているパラメタが Limit だ. Limit の初期値は 1 (mm) になっているが,これを 15 などにする.

Temperature

Temperature のメニューでは 176 〜 180 ℃ くらいの温度を設定している. ところが,このメニューがきいているようにはみえない. 印刷開始前に手動で 172 ℃ なり 180 ℃ にしておくと,ずっとそのまま印刷しているようにみえる. 最後は hot end のヒーターをきってしまうが,それまでは手動で温度設定しないかぎり,かわらないようにみえる. [追記] この動作は Temperature が Raft に依存している,つまり Raft が off になっていると Temperature を on にしてもきかないためだという. Temperature をいかして Raft をなくすには,Raft のパラメタ Base Layers を 0 にし,Interface Layers も 0 にすればよいという (Skeinforge のマニュアルより).

関連項目 (2013-6-9 追記):

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