「維新」 ということばは 「構造改革」 というようなことばよりははるかに重い. 著者が現在の政治や社会に対してつかっていることばは,おどろくほどつよい. いたるところに 「敗戦」 ということばがつかわれ,家庭の機能がうしなわれ,地域が喪失し,教育水準は著しく劣化し,くらしも貧弱になったなどという. そこからたちなおるには単なる改革でなく 「維新」 が必要だという. 「維新」 のみちすじはそれほどはっきりしていないが,「覚悟」 があれば成功する可能性があるということだろう.
評価: ★★★★☆
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