スポーツ界や体育大学などで体罰をなくす対策が真剣にとられようとしている. 体罰のために死者までだした状況では,いそいで対策をとることが必要とされているのは理解できる. しかし,NHK のまちなかのインタビューでも体罰をみとめるような発言がおおくみられる状況でまず必要なのは体罰の効果をたしかめることなのではないだろうか.
スポーツ界や一般市民も体罰に効果があるとかんがえているようだ. この状況で「無理に」体罰をなくす方策をとっても,いずれ,のどもとをすぎれば,もとにもどるだけなのではないだろうか?
体罰をなくそうとしているひとたちのおおくは,「科学的な練習」 を主張している. もしそうであるなら,いまほんとうに必要なのは,体罰の効果をたしかめることなのではないだろうか? 体罰がほんとうにわるいものであるなら,それをしめすデータがえられるだろう. それがスポーツ界や体育大学や,一般市民まで説得する材料になるだろう. また,それは世界的にも意味のあるデータになるのではないだろうか. そして,それがなければ,現在の「さわぎ」は一時的なものでおわってしまうのではないだろうか.
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