[ トップページ ]
書評:社会・経済, 社会・経済

「情報化社会論」 の亡霊を追う本 ?! ― 佐藤 俊樹 著 「社会は情報化の夢を見る ― [新世紀版]ノイマンの夢・近代の欲望 」

情報技術が社会をかえるという 「情報化社会論」 のウソをあばく本ということだ. たしかに,情報技術そのものがあたらしい社会をつくるわけではなくて,情報技術の革新が社会のありかたに影響をあたえるだけだというのは,そのとおりだろう. しかし,さまざまな 「情報化社会論」 をひとからげにし,そうすることによってそれを正体不明なものにしておいて,それに反論するというやりかたが生産的なものだとはおもえない. 10 年以上たって文庫に収録されたということだが,論旨があいまいだから時間がたっても無意味にはならないというだけのことではないだろうか?

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 社会は情報化の夢を見る@Amazon.co.jp

注記: Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

キーワード:

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/6413

コメントを投稿

Google でブログを検索:

メインページアーカイブページも見てください.
Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by Movable Type