くみたておわってキャリブレーション中の Rostock MAX に不良がみつかった. x 座標,y 座標を変化させると,z = 0 を指示したときのヘッドの位置が変化する. そのため,ヘッドがプリント・ベッドにぶつかり,それにはりつけてあったカプトン・テープをやぶってしまった. 原因をしらべると,x 軸のモータにつけたプーリが破損していることがわかった. 交換したいが,国内では交換部品がみつからない. 購入元の SeeMeCNC にメイルを書いたが返事がない.
z = 0 のときにちょうどプリント・ベッドに達するようにキャリブレーションしたはずだった. しかし,ヘッドをみてみるとプリント・ベッドの中央にきていない. なにかがおかしい.
しかし,ともかく x 座標と y 座標とを変化させてみた. すると,z 座標がくるっていることがわかる. モータのうごきをたしかめると,y 軸と z 軸の動作はよいが,x 軸だけ移動距離がおおきいことがわかる. 原因がプーリにあるとわかったわけではないが,モータの軸からはずれているようだ. そこで,はずしてしらべてみることにした.
このプーリは金属とプラスティックとをくみあわせているが,観察してみると,プラスティックにわれめができていることがわかった. そのために,歯数 20 なのに歯数 21 のギアとしてはたらいて,ベルトがよけいにおくられていたのだ. プーリの内側をやすりでけずってから接着剤ですきまをなくそうとしたが,つかった接着剤がまずかった. 金属歯車の固定用のアクリル接着剤をたらしたところ,プラスティックがとけてしまった.
修理をあきらめて Web でかわりの部品をさがしたが,日本ではかなり入手が困難なようだ. Monotaro にはつかえそうなプーリが あったが,8 月 2 日まで入荷しないという. それではこまるので,ほかをさがしたが,売っているところはみつからない. ミツミが製造しているものはあるようだが,高価だし,どこで買えるのかわからない.
海外までいれれば 3D プリンタ用として売っているものは多数ある. しかし,すぐにはとどかない可能性がおおきいし,送料がたかくつくだろう. すこし慎重にかまえる必要があるだろう.
Rostock MAX を買った SeeMeCNC にこわれたブーリの写真を添付したメイルをおくって交換部品をおくるようにもとめたが,2 日たっても返事がこない. 催促したが,部品をおくってもらえるとしても,とどくまでに 1 週間以上かかる可能性がたかい. そのまえになんとかしたい.
とりあえずは Printrbot でプーリを印刷するという方法がかんがえられる. Thingiverse には 1 個,歯数が 20 のプーリがあった. これでしばらくしのいで,そのあいだにもっとじょうぶなものを入手するというのがよさそうだ.
2013-7-5 追記:
SeeMeCNC には再度,返事をもとめた.
しかし,なしのつぶてだ.
製品の設計はわるくはないが,サポートがまずい.
もうここからは買わないことにしよう.
2013-7-10 追記
SeeMeCNC から,いまごろになって返事がとどいた.
なぜそんなにかかるのかわからないが,ともかく,プーリー 3 個をおくったということだ.
代用品でしのいではいるが,完璧ではないので,とどいたら,それにとりかえることにしよう.