Rostock MAX の調整をつづけながら,Printrbot でも印刷したいろいろなオブジェクトを印刷してみている.
ハート形のケースも一度でうまくはいかなかった. ノズルの温度はくみたてガイドでは 185℃ にするのがよいとされているが,それではひくすぎて,かたまってしまう. 一度は 195℃ にしてみたが,印刷速度をあげると,それでもむらがでてしまう (左下の写真). うまく印刷できる温度は 215℃ くらいだ. これでもけむりがでるようなことはないから,温度がたかすぎるということはない.
215℃ にすると 80 mm/s で印刷してもうまくいく. 右上の写真のハート形ケースのふたはこの条件で印刷したものだ. ただし,底面以外は 1 層 10 秒以上という制限をかけているので,そんなに高速に印刷していない. このハート形ケースのふたと本体をわけてとった写真を下にしめす.
さらに,ハート形の花瓶 (といってもちいさいのだが) をためしてみた (下の写真). Printrbot のときと同様に,1 か所,あながあいている. これはスライサのアルゴリズムに問題があるようにおもえる. 1 か所,ヘッドがとぶ (印刷が不連続になる) ところがあり,そこが弱点になっている.
もうひとつはコマだ (下の写真). これを Printrbot で印刷したときはサポートのたてかたを知らなかったので,底がたいらで,うまくまわらないものになってしまった. 今回はサポートをつかって,まわせるものをつくった. ただし,冷却ファンがまだないのでうまく冷却できず,側面のかたちがうまくできていない.
そして最後は中空の立体だ. ためしたのは.まだひとつだけだ. Printrbot ではできなかった比較的ちいさいサイズをためした (左下の写真). この写真の左側にうつっているのは失敗作だ. Raft がちいさすぎたために印刷がおわるまえにプリント・ベッドからはがれてしまった. うまくいった右のものはサポートをおおきくすることによって raft もおおきくし,プリント・ベッドとの接触面積をひろげている.
だいたいうまくいったが,下面はあまりきれいでない. また,1 か所,折れてしまったところがある. 印刷したときから,よわかったのだとおもう.