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DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD

Rostock MAX のヘッド移動可能範囲とそれをこえたときのふるまい

Rostock MAX には 3 個のストッパがあって,3 個のキャリッジが上端に達したらとまるようになっている. しかし,物理的にとめる手段はこれしかない. 下端つまりヘッドがプリント・ベッドに達したとき,x 軸,y 軸において半径をこえて移動しようとしたときには物理的にとめる手段はないし,プログラム上もとめられないことがある. ときには,キャリッジが上端にぶつかってもとまらないことがある.

ヘッドが下端に達すると,ソフトウェア的にとまるようになっている. しかし,プリンタの設定とファームウェアで移動範囲を実際よりおおきく設定していると,ぶつかってもとまらない. 想定している位置まで到達せずにとめられると,Rostock MAX はヘッドを移動しようとしつづける. こうなったら,プリンタをはやくとめないと摩耗する.

x 軸や y 軸に関してはどうかというと,これらについても範囲を指定するようになっているのだが,指定範囲をこえても停止するようにはなっていないようだ.

さらに,もうひとつ問題がある. 通常はキャリッジがストッパつまりマイクロ・スイッチにぶつかると停止する. しかし,ときにはそれでも停止しないことがある. G-Code の M92 というコマンドで z 軸のスケールをかえることができる. Rostock MAX ではすべての軸のスケールがひとしいが,たいていの 3D プリンタでは z 軸だけあつかいがちがっている. z 軸だけ,他の軸より移動に要する回転数がはるかに多い. そのスケールを調整するために,Printrbot のための G-Code 生成手続きに M92 コマンドをいれていた. その G-Code を Rostock MAX にいれると z 軸の移動量がとてもおおきくなる. ストッパにぶつかっても,まだ移動しようとする. こういうときは,Repetier の緊急停止ボタンをおすか,いったん電源をとめるしかない.

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