メディアアートの歴史を俯瞰した 1 章もよいが,一番印象にのこったのはそれをもっとひろげた 2 章だ. メディアアートの周辺にあるハイパーテキスト,インタラクティブ・インターフェース,インターネットなどの ICT 技術や,近代・現代の美術や音楽,インスタレーションなどのアートを 60 ページ弱で俯瞰している. あまりに範囲がひろいので,説明は非常にわずかだが,それらをすでに知っているひと (たぶん私のようなコンピュータ屋だけ?) にはよい復習になる. 知らないひとはこの本をてがかりにして,しらべていくことができるだろう.
評価: ★★★★★
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