Rostock MAX でのペンローズ 3 角形の 3D 印刷はなにかと問題があったが,ようやく安定して印刷できるようになった. 安定したので,2 個ならべて印刷できるようにもなった. 例によって 2 個のあいだに糸がひかれるが,それをみていてアイデアがうかんだ.
Rostock MAX でなかなか安定的に印刷ができなかったが,プリントベッドの温度を 90℃ で安定させるようにすることで,プリントベッドからはがれる事故はすくなくなった (写真にはそのくふう,つまりプリントベッドをおおう段ボールがうつっている. この段ボールの下に 3 mm のアルミ版がある). (それでも,raft なしだとはがれてしまうのだが…)
最後にのこった問題は,ファンをつかっても印刷物の温度が十分にさがらず,かたちがととのわないことだった. 風をあててもその温度があがってしまうために十分に冷却されないということだ. たぶん最大の問題は空気がノズルにあたるとあたためられることにあるのだろうとかんがえた. そこで,ノズルを厚紙でおおうようにした.
これで厚紙の表面温度は 90℃ 以下になり,印刷物も十分にひくい温度になって,かたちがととのうようになった. 空気がプリントヘッドの温度は 260℃ に設定している (実際はそれよりひくいとおもうが,測定できない). それよりはるかにひくくなり,プリントベッドと同程度の温度にまでさがったから,適切だろう. これよりひくくはないほうがよいだろう.
これまでペンローズの 3 角形を 2 個ならべて印刷しようとしても,途中で一方がはがれて成功しなかった. しかし,ようやく 2 個いっぺんに印刷できるようになった. 2 個ならべるとそれらのあいだに糸がひかれ,もようができる. この偶然にできるもようもおもしろい. ここに光をあててみようとおもった. それについては別項で書くことにする.