たいていの 3D プリンタは version up するたびにかなり大幅に値上げされている. 有名な Replicator もそうだが,たとえば Solidoodle は最初は 399 ドルだったと記憶しているが,Solidoodle 2 は 499 ドル,Solidoodle 3 は 799 ドルだという. たかくしても売れるというのもひとつの理由だろうが,サポートにコストがかかるのが最大の理由なのではないだろうか.
3D プリンタはしろうとがマニュアルだけみて操作できるような完成されたものではない. いろいろ調整が必要だし,たぶん修理も必要になる. それに必要な知識はマニュアルだけではたりないし,それを全部自分でやれるユーザはかぎられているだろう. だから,おおくのばあいにメーカー・サポートが必要になるにちがいない. マニュアルにないことがおこったのなら無償サボートが必要になるだろうし,有償サポートでもかかった費用をすべてユーザに請求できないだろうから,そのぶんは価格にうわのせしなければならないだろう.
というわけで,3D プリンタの構成部品はやすいが,だからといってやすく売ることはできないだろう. ソフトウェアがもっと精巧になればべつかもしれないが…