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DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD

PLA でも層をうすくすると変化がでる -- セル・オートマトン風 “3D ゆらぎ印刷”

ABS の 「ゆらぎ印刷」 ではさまざまな興味ぶかいパターンがえられているが,これまで PLA ではあまりおもしろいパターンができなかった. ABS でも層をあつくするとパターンが単調になるので,逆に PLA で層をうすくしてみるとよいのではないかとかんがえて,ためしてみた.

Maker Faire Tokyo では Printrbot で 「ゆらぎ印刷」 のデモをしたが,今回は Rostock MAX をつかった. Printrbot より Rostock MAX のほうが高速に印刷できるからだ.

まずは層を Printrbot のときとおなじ 0.25 mm にしたが,これでも Printrbot より変化のあるパターンができる. ここでは黒いフィラメントをつかっているが,他の (製造者がちがう) フィラメントをつかうとこれほどうまくはいかなかった. この黒いフィラメントが一番,品質が一様なようだ.

まずはもっとも変化のあるパターンから. (左下にすこし欠陥がある)

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右下から左上への波がみられるパターンをいくつか.

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波がみえるのは,おもに 「横糸」 がふとくなっているからであることがわかる. つぎのも同様な例だ.

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つぎのは層を 0.2 mm にしている. ここでも 「波」 がみえる.

RIMG3155_edited-1.jpg

さらに 層を 0.15 mm にしたときの写真だ. この写真では波の構造がかならずしもよくわからないが,0.15 mm での印刷はまだ 1 回しかためしていないので,この作品しかない.

RIMG3160_edited-1.jpg

最後は,層が 0.2 mm のときのもっとも変化のあるパターンだ.

RIMG3159_edited-1.jpg

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