これまで,「ゆらぎ印刷」 での印刷速度の変化が印刷結果にどう影響するかをあまりしらべていなかった. PLA をつかうととくに,ゆっくり印刷すればよりゆらぎがすくなくなり,はやく印刷すればゆらぎがおおきくなるのがわかる. しかし,円筒の一部でゆらぎがおおきくなる現象もみられて,その原因はまだわかっていない.
これまで,可能なかぎり高速に印刷してきた. 円筒を印刷するのに 5° ごと,つまり円を 72 等分して印刷するとき,7200 mm/sec を指定するとほぼ最高速で印刷できる. これを 3600 mm/sec にまで原則させると,ゆらぎはかなりおさえられる. 水平方向のゆらぎがすくなくなるかわりに,垂直方向のばらつきはかえっておおきくなっているようにみえる.
4800 mm/sec からしだいに高速化していくと,しだいにゆらぎがおおきくなってくる.
4800 mm/sec
5400 mm/sec
7200 mm/sec
4800 mm/sec よりちいさくすればさらにゆらぎはちいさくなるはずだが,つぎの 3400 mm/sec のものでは,他になにか原因があったのだろう,かえってゆらぎがおおきくなっている.