「ゆらぎ印刷」 で iPhone ケースをつくってみるとどうなるか,ためしてみた. Thingiverse.com からもっとも単純なかたちのケース (iPhone 4/4s Case basis for modification) をダウンロードし,それを 「ゆらぎ印刷」 してみる. あまりよいデザインだとはおもえないし,強度がよわい部分ができてしまう. だから現状ではつかいものにはならないが,予想していたのにちかいものができた.
もとのデザインは底面にさまざまな模様をつけるようになっていたが,「ゆらぎ印刷」 では模様は自然にできるので,デザインはプレーンでよい. そこで,模様の部分 ("pattern" ないし "honeycomb" がつくもの) は削除した.
ABS でもためしてみたが,冷却のしかたなどをかえないと,いまのままでは,そってしまう. PLA だと強度はよわくなるが,iPhone 4 にちゃんとはめることができた.
(feed rate = 200, flow rate setting = 100) というやや疎なパラメタで印刷すると,側面の一部がこわれてしまうが,それ以外はほぼうまく印刷できた. 黒いフィラメントをつかったので,かたまった溶岩のようにみえる.
(200, 130) というやや密なパラメタだと,もうすこし実用にちかくなる.
しかし,これでも強度がたりず,また密度にむらがある. もうすこし印刷速度をさげる (平均化する) ほうがよいだろう. また,ABS をつかったほうが実用性がたかいとかんがえられる.
2014-2-9 追記: その後つくった白い iPhone 4 ケースの写真ものせておく. 上記のものは側面の強度がよわかったので,さらに厚くして,側面にはあなができないようにしている. 底面はそれをささえるのにメッシュをつかっているので,底面の模様はそれを反映している. もうすこし,おもしろみがほしいところだ.