先々週は PLA によるハート形 “花瓶” の印刷をこころみたが,今度は ABS でためしてみた. 1 層できれいに印刷できるパラメタをみつけるのがすこしむずかしかったが,層厚 0.15 mm で花瓶のサイズがもとの 35% という値の (つまりとてもちいさくした) ときにきれいに印刷できることがわかった. フィラメントの量をいろいろかえて印刷してみた.
写真は feed rate と flow rate setting が 左から (200, 200), (200, 180), (200, 160), (200, 140), (200, 120), (140, 80) のときのものだ. 左の 2 つにはハート形の回転にそって左下から右上にむかうパターンとともに,右下から左上にむかう波をはっきりみることができる. 左から 3 個めではパターンの消滅や融合・分岐がすくないが,右の 2 個にはそれらがよくみられる.
ここにいたるまでの失敗作をいくつかのせておく.
上の 2 つの写真は花瓶のサイズと層厚との関係がよくないときのものだ. Skeinforge でスライスすると,ヘッドがやたらに左右にうごきまわり,しかもハート形をよこぎってヘッドがうごくようになる. くりかえしヘッドがよこぎるので,うえからみると多数の糸がみえる.
つぎの写真はかたちがうまくできなかったものだ. とはいえ,これはまえのとはちがって味がある.
つぎのは写真にとった面はだいたいかたちができているが,裏は上記のと同様にくずれている. この写真のような模様に特徴がある.