数週間のあいだ,Rostock MAX がつかえなくなっていた. 印刷中に突然こわれたのだが,原因は明確でない. ともかく,USB がつながらなくなったので,ボードを交換するしかないとかんがえて,Rambo v1.2 というボードを中国から輸入して交換した. サーミスタもまたあわせて交換する必要があった. だいたい動作するようになったが,まだ異状がある.
ebay.com でさがしてボードを中国から輸入した. 10 日くらいでとどいたが,すぐには時間がとれず,3 週間くらいかかってしまった. ようやくボードを交換した. コネクタなどが微妙にちがっていて,プラグがぴったりとははまらない. きもちがわるいが,とりあえずこれでよしとした.
しかし,電源をいれると定期的に LED が点滅し,ブザー音がする. どこにブザーがついているのかわからないが,ともかく,これは異常をしらせているようだから,調査が必要だとおもった.
Web でしらべたが,みつからない. ついでに SeeMe CNC のページをみにいって,Rostock MAX ver 2 だの Orion だのという新製品があることや,ファームウェアやマニュアルの最新版をダウンロードしてきた. Orion はくみたてずみのデルタ型プリンタであり,Rostock MAX ver 2 とほぼおなじようだ. そこで,Rostock MAX ver 2 のくみたてマニュアルをダウンロードして,みてみた. こまかい改良がいろいろほどこされているが,おおきくはかわっていない. 値段も $999 のままだ. さんざん苦労させられたサーミスタのとりつけかたも,改良されてはいない.
USB はつながったので,原因がわからないまま,ともかくファームウェアをかきこんでみた. これでブザー音はとまった. ディスプレイの接続がちがっていて表示がでなかったが,それはつなぎかえることでなおった. みなれた Rostock MAX のメッセージが表示される.
ところが,ホットエンドのサーミスタがおかしいといっている. テスターではかってみると,抵抗値が ∞ であるようにみえる. これまで線がちぎれる事故を経験したが,線はつながっているようにみえるのに抵抗値がおおきい. 過電流でやききれているのだろうか?
ともかく,サーミスタのうえにぬってある RTV をはがし,サーミスタをしばりつけている針金をはずして,サーミスタを交換した. さいわい,予備を 1 個,買ってあった. サーミスタの線はコネクタにつなぐように加工してあったが,おなじ加工をあたらしいサーミスタにもほどこした. ふたたび針金でしばり,そのうえに RTV をぬった. これでサーミスタはうまく動作するようになった.
モータのうごきも異常だった つぎはその原因をしらべる. これは,ストッパのスイッチの接続がちがっているだけだった. 接続をただすと,ほぼ動作するようになった. 例によってキャリブレーションをする.
ところが,まだもうひとつ問題があった. ときどき Z 軸のモータが異常に動作して,ヘッドの位置をずらしてしまう. 電源をいれた直後は問題ないのだが,しばらくうごかしているうちに,異状がおこる. ここまででほぼ 1 日がおわった. この問題に関してはまだ原因がつかめず,なおせていない.
2014-3-24 追記:
モータがときどきふるえるようにうごく原因が,たぶんわかった.
電源投入直後はおこらないことから,熱が原因ではないかとうたがった.
モータ・ドライバの LSI をさわってみると,さわっていられないくらいあつい.
LSI の定格よりモータの電流がおおきいのかもしれない.
ヒートシンクをつけるのがよいが,てもとにないので,とりあえず,強力両面テープでナットを
1 個はりつけた.
ヒートシンク用の両面テープもあったのだが,これではくっつかない.
ふつうの両面テープでもつかないので,強力両面テープをつかうことになった.
しかし,これでもしばらく時間が経つと粘着材がとけてしまう.
ついに合成ゴム系の接着剤でビスをつけたナットを接着したが,これでもファンがないと長時間はもたない.
しかるべきヒートシンクを買って,Z 軸だけでなく他の LSI にもつけるようにしたい.
ファンもつける必要があるかもしれない.