ノズルがつまった Rostock MAX
Rostock MAX にまたトラブルが発生した. やっとボードとサーミスタを交換したところなのだが,ノズルからフィラメントがでにくくなった. ノズルがつまっているのではないかとうたがったが,0.5 mm のあなにとおせるものがすぐにはみつからなかった. 0.5 mm のピアノ線を入手してノズルにとおして,つまりを解消した. しかし,まだホットエンドの温度がおかしいという問題がのこっている.
Rostock MAX にまたトラブルが発生した. やっとボードとサーミスタを交換したところなのだが,ノズルからフィラメントがでにくくなった. ノズルがつまっているのではないかとうたがったが,0.5 mm のあなにとおせるものがすぐにはみつからなかった. 0.5 mm のピアノ線を入手してノズルにとおして,つまりを解消した. しかし,まだホットエンドの温度がおかしいという問題がのこっている.
Rostock MAX がいろいろトラブっていたが,ようやく解決した. 最後にのこっていたのがホットエンドの温度が実際よりたかく表示されるという問題だったが,これはサーミスタのとりつけ位置がまちがっていることがわかった. ただしい位置にとりつけることによって,サーミスタがほぼノズル先端とおなじ温度をしめすようになった.
「ゆらぎ印刷」でえられるパターンには印刷速度がかなり影響していることがわかっていた. それについてしらべているうちに,印刷速度よりもファンの on/off あるいはファンによる風のつよさがはるかにおおきくきいていることがわかった.
シミュレーションでは垂直にちかいストライプが生成されやすいが,実際の 3D 印刷ではそれが最近までつくれなかった. Printrbot で偶然にそれができたが,Rostock MAX ではやはりつくれなかった. まだ再現する方法がわかっていなが,Rostock MAX でも偶然に垂直にちかいパターンが部分的にできた.
楽天で 3D 印刷関係のものをみていて,HIPS (high-impact polystyrene) という材料をやすく売っているのをみつけた. ABS だと 2400 円以上するところを 1800 円台で売っている. つかってみると,うたいもんくどおり,ABS にちかい. 着色しなくても透明でないことも似ている. ひえるとちぢむことまで ABS ににているので,あまりあつかいやすくはない.
これまで,ABS にはカプトン・テープ (ポリイミド・テープ) が不可欠だとおもっていた. カプトンでもかならずしもくっつかない. ABS はやっかいだ. ところが,ブルーテープでもよわいが一応くっつくことがわかった. PLA のように常温のままつかうとはがれやすいが,プリント・ベッドの温度をあげれば,目的によってはつかえることがわかった.
4 月 5 日,新国立劇場でベルクのオペラ 「ヴォツェック」 を公演初日にきいてきた. 昨年フィガロをききにいったが,そのときより B 席がたかいので,今回は C 席にしてみた. 登場人物が比較的おおくおなじ衣装をきているひともいるので,この席からはくべつしづらかった. なまできくのははじめてだが,最初にレーザ・ディスクできいたときほどの感動はなかった. ベルクの音楽はいまでも魅力的だが,歌詞などは 100 年以上たって,もはや共感できるものではなくなっていると感じた.
タイトルに 「ビッグデータ」,「未踏指向」 という,すこし気になるキーワードがはいっているので,だまされて買ってしまった. ところが,この本には 「ビッグデータとは何か?」 ということすら書いてない. 「未踏」 についても同様だ. 意味もはっきりさせないまま,とりとめのない話を書いているだけなので,読むのは時間のむだだろう.
評価: ★☆☆☆☆
関連リンク: ビッグデータと未踏思考@Amazon.co.jp.
日本で書かれた 3D プリンタの本も数おおくなったし,それぞれ特徴がある. しかし,1 冊でひととおりわかるバランスのとれた本という点ではこの本にゆずることになるだろう. さまざまな 3D 印刷の方法やメーカー,パーソナル・ファブリケーション,バイオ・プリンティングなど,最近話題になったことがひととおり,とりあげられている.
評価: ★★★★☆
関連リンク: 3Dプリンターが創る未来@Amazon.co.jp.
はなれた場所をつなぐ SDN (ソフトウェア定義ネットワーク) のための標準プロトコル NVGRE の本だ. とてもせまい範囲しかカバーされていないが,比較的はやい時期に出版されたことには意味があるだろう. 内容は実装中心だが,むしろそれ以前に NVGRE とならぶ STT などのプロトコルやなぜ NVGRE が登場したのかということを書いてほしかった. Windows Server の SDN 機能についての記述は読む価値があるだろう.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: NVGRE@Amazon.co.jp.
これまで,ABS で 3D 印刷するにはプリント・ベッドにカプトン・テープ (ポリイミド・テープ) をはるのが一番だという説をきいて,それにしたがってきた. しかし,印刷中にはがれてしまうことがとてもおおい. 物理的な方法のほうがよいのではないかとかんがえて,プリント・ベッドにのせたアルミ版にこまかい溝をきり,そこにフィラメントをすりこむように印刷することにした. これは非常に効果的だ.
3D モデルからカップや花瓶をつくると,「層」は常に水平になり,層間のつなぎがみえるし,印刷の方向は途中で変化する. 上下にゆらぎつつ一定方向に巻きながら印刷したい. そのためには G-code を生成するのがよいだろう. というわけで,G-code を生成するプログラムをつくってためしてみた. 三角関数で変化をあたえながら,いろいろなかたちを印刷してみた. ここにしめすすべてのかたちは直線と三角関数だけをくみあわせたものだ. 冷却がうまくいっていないものもあるが,さまざまなかたちをつくることができた.