Rostock MAX にまたトラブルが発生した. やっとボードとサーミスタを交換したところなのだが,ノズルからフィラメントがでにくくなった. ノズルがつまっているのではないかとうたがったが,0.5 mm のあなにとおせるものがすぐにはみつからなかった. 0.5 mm のピアノ線を入手してノズルにとおして,つまりを解消した. しかし,まだホットエンドの温度がおかしいという問題がのこっている.
フィラメントは手でおしてもほとんどノズルのさきからでない. これまでもノズルからフィラメントがでにくくなったことはあるが,フィラメントをいれなおすとなおっていた. しかし,今回はいれなおしてもなおらない. ホットエンドにはいっている PTFE チューブを交換してみたが,あまり変化がない.
ノズルがつまっていることをうたがったが,0.5 mm 以下の線でなければならない. てもとにある針金のなかには 0.6 mm よりほそいものがない. 抵抗器をとりだしてみたが,いずれも 0.6 mm の線をつかっている. しかたがないので,Monotaro で 0.5 mm のピアノ線や 0.3 mm の針金を買ってみた. 現在のノズルは 0.5 mm なので,このピアノ線でうまくノズルをとおすことができた. 最初はピアノ線をいれるとざらざらした感じがあったが,しばらく出し入れしているうちに,なめらかになった. フィラメントをだすと,なかに黒いものがまざっているようにみえる. フィラメントがこげてできた炭素ではないかとかんがえられる. 内部にもまだ炭素がのこっているとかんがえられるから,再発の危険はあるが,とりあえず問題は解決した.
しかし,まだおかしなところがある. これまではホットエンドのヒーターをいれると,ゆっくりと温度が上昇し,ノズルのさきまでほぼその温度になっていた. ところが,現在はサーミスタで検出される温度は急速に上昇するが,ノズルのさきの温度はひくいままだ. 設定温度を 250℃ にしても,かろうじて PLA がとけるだけだ. これでは ABS をとかすことはできないだろう. この原因はまだわかっていない.