学会出張でポーランドのクラクフ (Krakow, Polant) にきている. バンケットはユネスコ世界遺産に指定された Salt Mine という場所だ. その名のとおり岩塩の鉱山だが,山ではなく手,平地から地下百数十 m にもぐる. その 「地底」 でディナーをたべるのだ.
現地につくと,まずどんどん木の階段をおりなければならない. かえりにこの階段はとうていのぼれないだろう. どうやってのぼることになるのだろうか.
Salt Mine の歴史は 15 世紀からはじまったということだ. 岩塩は爪くらいのかたさなので,ほるのは比較的容易だが,それを地上にはこぶのが容易ではない. 可燃性のガスがでるのも作業をさまたげるので,まずもやしてから作業したということだ. 地底にはおおきな教会もつくられ,最後にレストランがある. 地底につくられたおおきな空間には圧倒される. さむいというのでカーディガンを用意してきたが,必要なかったようだ.
メニューは,ワインもスープも肉につけたソースもベリー系だ (ただし,もちろんワインは白を選択することもできる). パンはなんの変哲もないものであり,ホテルにあるもののほうがよい.
日本人のとなりにすわったが,反対側にきたのは参加者が同伴した夫人. 彼女の話をさんざんきき,Blackberry にはいった娘たちの写真をさんざんみせられることになった.
最後はせまい 2 階建ての鉱山エレベータで地上にもどった.
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