学会出張でポーランドのクラクフにきて,これからカナダのヴィクトリアにいくのだが,そのあいまにフランクフルトにとまっている. 天気予報では雨はすこしだけのはずだった. しかし,しばしばひどくふるし,風もふく. とてもおだやかとはいえない天気のなか,フランクフルトを観光することになった.
フランクフルト駅の東側に名所があつまっている. 教会を中心とする建物群,そしてひろば,橋. ホテルも駅とそこからちかいことを条件にえらんだ.
ホテルからでてまず南,そしてずっと西にむかってあるいていく. やがて,建物のあいだからいくつもの塔がのぞくようになる. このときからすでにすこし雨がふっていた. しかし,まだかさをさすほどではなかった.
最初の教会建築をみながら,まず川 (Mein) をわたる. 川のところは風がつよい. 写真は iPhone でとる. 風でとばされることはないとおもうが,風で指がかわき,iPhone をすべらしそうでこわい. iPhone 5 は iPhone 4 にくらべるとすべりやすいのではないだろうか?
川の南の教会をみつつ,ふるい橋にいく. この橋は徒歩でしかわたれない. 雨はかなりつよくなってきたが,写真をとるときはかさはさしづらい. また,橋のうえはかぜがつよいので,もってきたやわなかさでは,こわれてしまうだろう. そういうわけで,橋をわたりきるまで,かさはさせなかった. きのうの夜のような土砂ぶりではないので,これでもなんとかなる. しかし,ぬれるとからだがしだいにひえてくる. 手はつめたくなっている. 日本だったらもうかぜをひいているところだが,さいわいここにはかぜのヴィールスがすくないようだ. ひえてもあまり鼻水はでてこないし,せきもでない.
橋をわたりきってから西にむかっていくと,教会建築といくつものひろばがあり,観光客でにぎわっている. それほどながい時間,観光地にいたわけではないのだが,iPhone でよく写真をとっているせいか,写真をとってくれと 2 回いわれた. 妻といっしょにいると,妻がたのまれるのがふつうなのだが… もちろん OK した.
このあと,以前とまった駅の周辺にいってみたが,それについては別項に書くことにする.
フランクフルトでもっとも有名なのがつぎの写真のドームだ. 観光客もおおい.
ドームの周辺にもいろいろ,目をひくものがある.
教会建築だけでなく,個人宅などの建築のなかにも,興味をそそるものがある.
ひとまわりすると 14:00 くらいになった. 川のそばのベンチでやすんで,これからなにをするか,すこしかんがえた.
けしきはだいぶみたので,美術館にいってみようとかんがえた. 近代美術館が比較的ちかくにある. そこにはいって 12 ユーロのきっぷを買うためにクレジットカードをだしたが,拒否された. 20 ユーロ未満ではカードはつかえないということだった. 日本でもこの金額で拒否されることはないのではないだろうか?
12 ユーロもだしたわりには,あっという間にみおわってしまった. 比較的ひろいのだが,作品は比較的おおきなものが,まばらにしかない. 12 ユーロだす価値があったかどうか… そういうわけで,美術館をはしごするのはやめて,まだみていない地域をあるいてみることにした.
西にむかうと,さらにおおきなひろばがあった. 広場のはしにある噴水では,犬・猫の目から水がでていた. ふるい建物と密着してややあたらしい建物がたち,その屋根がふるい建物をおおっている.
しばらくそのあたりをあるいてから,ホテルの方向をめざした. しかし,おなじみちではつまらないので,すこし北のみちをあるいてみる. それでも,気がつくとさっきみたひろばにでている. やはりこれらのひろばやその周囲の建築にはひとをひきつけるちからがある.
ようやくあたらしいみちにでて,東にむかっていくと,またひろいひろばにでた. このひろばはあたらしいようだ. やがて,きのうからみなれた道にでる. こうしてフランクフルトの観光はおわった.
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