学会出張でポーランドのクラクフ (Krakow, Polant) にきたが,きょうが最後の日だ. 別項に書いたようにまずクラクフ駅にいき,ロッカーににもつをいれて,しばらく観光し,数日前にみそびれた国立美術館をみた. 昼食も旧市街でたべた.
70 番のトラムにのる予定だったが,どうやらそれは日曜日にはないらしい. ほかの番号でも Dvorzek Glowny にいけるようなので,そうした. そこまでの途中の駅は 4 つくらいだ. すぐに駅にむかった. クラクフ駅の建物らしいものがあるのでちかづいてみたが,はいれない. それはふるい駅であり,現在の駅はさらに北にあるようだ. プラットフォームをとおって駅の中心にむかう.
ロッカーににもつをいれてから,まず旧クラクフ駅まえのひろばにいった. ここはさっきとおってきたところだが,みがるになったところで,写真をとるなどしておきたい. それから,空港いきのバスをすこしさがしてみた. のりたいのは 292 番というバスなのだが,どうやら,駅の反対側からでているらしい. いまもどるのはかったるいので,あとにすることにした.
道の反対側にわたり,ちかくの教会をみる. そこから旧市街の周囲を反時計まわりにまわっていくことにした. 旧市街はほそい公園にかこまれている. この公園でハトにおいかけられる経験もしたが,それは別項に書くことにする.
このへんにはやすいレストランがある. まだ昼食にははやいが,あとでここにもどってきて,たべてもよい.
公園よりすこしそとがわに,ふるい市場がある. 平屋のたてものがたちならんでいる. 花,野菜,くだもの,肉などを売っている. くだものとしては,いちごがとてもおおい. ふつうの肉屋もたくさんあるが,おどろいたことに机に肉のかたまりをのせて売っているひともいた. なにか買いたい機もするが,肉や野菜はもってかえることができないし,いまいちごを買ってもホテルにもってかえるのは困難だ. 結局,なにもかわずに市場をでた.
そこから旧市街にはいり,しばらくあるくと中央ひろばにでた. そこではなにかのデモをやっていて,まわりには警官がたくさんいた. 中央ひろばの裏にはパトカーなどがたくさんとまっていた. ポーランド語はよめないしきいてもわからないので,なんのデモなのかわからなかった. しかし,ものものしい. ひろばには 2 人のポーランド人建築家の建築写真が展示されていた. なかには興味をひかれる建築もあるが,写真でしかない.
ひろばの周辺をあちこち,あるいてみる. ひろばの周辺にはちいさなツアーのくるまがよくはしっているが,それに勧誘された. 日本語の説明もあるというのだが,walking tour が趣味の私はことわってしまった. すでに,ふつうのツアーでまわるよりひろい範囲をあるいたはずだ.
昼食をたべたレストランはひろばのちかくだ. いくつかの店をのぞいて,やすくてよさそうなみせをえらんだ. おもての席にすわろうとすると,セルフサービスなのだという. ふたたび店のなかにはいって,レジで注文する. スープと "餃子" そして水をたのんだが,50 ズロチ札をだすとつり銭がないという. 追加注文もかんがえたが,つり銭が 10 ズロチしかないのでは,やはり無理だ. あきらめようとしたとき,ようやく店員がそとに両替にいった. それで注文することができた.
ほうれんそういりの餃子には,フェタ・チーズらしきものもはいっていた. 皮もみどりいろをしている. よもぎ餅のようにもみえる. もちろん,あまくはない.
旧市街はだいたいあるいたので,すこし西にあるいてみる. いきそびれていた国立美術館にいくつもりだ.
途中にランプ屋があったが,伝統的なかたちのものがおおいようだ.
国立美術館にはいり,常設展以外にも 2 つの企画展をみた. しかし,常設展のほうがずっと見がいがあった. クラクフ城にもあったような鎧,縦,矛のたぐいもあれば,東洋美術コレクションもある. 金属や磁器の食器もおびただしい数ある. さらに,ポーランドの近現代の絵画もある.
ふるいものに関してはクラクフ城のほうがおもしろい. 城のほうは建物のおもしろさもある. あたらしい絵画はまだほとんどみていなかったので,そこはほかより時間をかけてみた. それでも,バスの時刻が気になっていることもあり,かなりボリュームがある美術館を 1 時間ほどでまわってしまった.
そこから,くるときとはちがう道で駅にもどろうとしたが,結局はあまりあたらしく目をひくものはなかった. そして,駅にいき,バスにのってクラクフをあとにした.
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