BIT 3D という会議で発表するために中国の大連にやってきた. 大連空港には全日空機で 12 時くらいについた.
時間がかかったホテルにチェックインがおわると,まちにでかけた. もう 3 時くらいなので時間はかぎられているが,一応,大連駅をめざしていくことにした. あるいても 2 時間以内にはつけるはずだ. というわけで,いつものようにあるいていくことにした.
ホテルがあるビルは川のそばの道に面している. その道をしばらく北上し,最初の橋 (勝利路という道) をとおって東にむかう. その道にはあまりめぼしいものがないので,太原街という道をとおってすこし北にいく. やがてすこしにぎわっている場所にでた.
さらにしばらくいき,地下にあるマーケットをのぞいた. 野菜,肉,さかな,その他いろいろ売っている. 肉はテーブルに直接のせて売っている. ポーランドでもみた風景だが,日本人にはすこし異様だ (左下の写真).
そのうち中山公園という公園にでたので,はいってみた.
2 箇所でのどじまんのようなことをやっていた. ひとつは男,もうひとつは女がうたっていた. たしかに,声はいい. うたうひとのまわりに人垣ができている.
公園のなかにうちすてられた寺らしきものがある. 屋上には仏像が 2 体あるようだ (右上の写真). ちょっと気になるので正面にまわってみる. うえにいけるようなので,すこしいってみた. 階段の中央にはかざりがある. くずれたままになっている部分もある一方で,門はきれいに整備されている. 仏像のことはすでにわすれていたので,あまり奥までははいらなかった.
気になる建物などを写真にとりながら,駅のほうをめざす. このあたりでめだつ店は Acasia なんとかいう店だ. アカシアがついているということは,大連の資本なのだろう.
駅の西の一角にはふるい建物がのこっている部分がある. スラムのようにみえる.
その北側は路面電車の道だ. この線路は駅をとおっているが,その西端は興工街という場所だ. そこで南にいく路面電車に接続している. その電車は会展中心という,学会会場そばをとおる. しかし,のりかえが必要なのであまり便利とはいえない.
途中でおおきな広告看板をみたが,圧縮された JPEG の写真をおおきくひきのばしているので,文字などのはしがにじんでいる. こんな見づらい看板は日本ではみることはない.
やがて駅についた. 駅にはいってみようとおもったが,入口にはセキュリティ・チェックがあり,めんどうなのでやめた. 駅のセキュリティ・チェックはインドのバンガロールでもあったが,ほんとうに必要なのだろうか?
駅のちかくの Acasia のフードコートで夕食をたべた. 昼にたくさんたべたので,今度は軽くした. 鴨の血をかためたものがはいった麺にした. 写真をとるのはわすれたが,血は寒天でかためられていて,あまり味はない. 麺ははるさめのようだ.
駅のまわりをみわたし,地下におりてみる. 学習用品もある. 金庫もある. 金縁がついている. PC やスマートフォンのうりばもある. ここは地下ではなくて地上階のつもりらしいが,いずれにしてもひろくて途方にくれる. 案内板がなければ自分がどこにいるかわからないだろう.
最下階までみとおせる吹き抜けもある. 地下 3 階には飲食街がある. ここはつかえそうだ. さきにここをみつけていれば,夕食をここでたべただろう.
そとにでると,もうまっくらになっていた. 駅から路面電車でかえるつもりでいたが,バス停にながい列ができているのでみると,そのパスは会展中心をとおるのだった. のりかえなしでいけるのはよい. そのバスにのることにした.
ところが,バスのおりかたがわからない. 運転手はつぎのバス停を大声で案内しているようだ. 会展中心あたりではまだおりる乗客もすくないが,おりる乗客も大声でこたえている. しかし,中国語ができない私にはそんなことはできない. 停車ボタンも一応あるのだが,機能しない. 運転手におりたいといったつもりだが,通じない. 結局,かなりさきのバス停でおりることになった. そこでは大声をだす乗客もいないのにとまった理由もわからないが,ともかくほかの乗客につづいておりた.
さいわい,まだそれほどとおくへはきていない. 西南路というみちのすぐ西に,長い平屋の建物のなかに飲食店が南北にならんだところがあった. いろいろな麺などがあり,たべてみたいが,きょうはもういい. しかも,もうここにくることはないだろう.
ふたたびバスや路面電車がとおる中山路にもどり,そこをあるいていく. あるいていくあいだに会展中心方向の路面電車がとおったという記憶がない. ともかく,ようやくホテルにたどりついた.
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