SDN NGAS ワークショップという学会で発表するため,カナダのナイアガラ・フォールズ (Niagara Falls) にきている. ナイアガラにいくにはアメリカのバッファロー (Buffalo) 経由とカナダのトロント (Toronto) 経由があるといわれ,バスにのる時間がみじかいバッファロー経由にした. 比較的短時間だからどうにでもなるだろうとかんがえていたが,ちょっとあまかった.
ちかごろは羽田から出国することがおおいが,今回は成田からだ. 全日空機でシカゴまでいき,そこからバッファローまで飛行機でいって,バスにのりつぐ.
全日空機なのでのっているのは日本人が多いが,客室乗務員が日本人とみまちがえるような外国人 (日系人?) が多数のっている. となりの席も女子学生のようにみえたが,何人もの客室乗務員が日本語ではなしかけていたが,日本語がわからなかった. すわった席は非常口のそばであり,まえはひろくあいていて反対側には客室乗務員の席がある. 非常時には客室乗務員のてだすけをすることが義務づけられている. まえがひろいのはよいが,あしもとに荷物がおけないのがきびしい.
シカゴからの機体は CRJ だ. 頭上の荷物いれがちいさいのがこまるが,今回はちいさいので,なんとか場所を確保できた. 成田で予約した席とはちがっていて,ファースト・クラスにおしだされていた. キャンセルがあったのだろう. ゴールド・カードになっているので,こういうときは私がファースト・クラスにおしだされるのだろう. ファースト・クラスといっても,アメリカ国内線のそれはたいしたことはない. 席がすこしひろくて優先的にサービスしてくれる以外はあまり差がない.
バッファローについたときには,ちょっとした事故があった. 機体をターミナルにつなぐ連結器がうまくはたらかず,さんざん (20 分くらい ?) 待たされたうえに階段をおりることになった. 階段をおりて,すぐまたのぼる. とはいえ,ちいさな機体なので段数はたいしたことはない.
問題はここからさきだった. ここからの交通手段はなにも予約していなかった. バス停はひとつしかないようだ. そこにとまったバスの運転手にカナダ側にどうやっていけばよいかときいた. 選択肢は 2 つで,2 時間かけてバスをのりつぐか,80 ドル以上かけてタクシーにのるかだという. タクシーだと 40 分くらいらしい. バスをのりつげば 4 ドルでいけるという. かえりはその中間の方法を選択するべきだろうが,いまは選択肢は 2 つしかない. タクシーはたかすぎるから,バスしかない. 時間は十分ある.
そういうわけでバスにのったが,1 ドル札が 2 枚しかないままバスにのってしまったので,ちょっとこまることになった. バスをのりつぐ場所は運転手がおしえてくれた. 目のまえをはしっていくバスをゆびさして,はしれという. あわててそのバスにのったが,小銭がなかった. バスの終点はナイアガラ・フォールズに一番ちかいバス停ではなかったが,比較的ちかかったので,ともかくそこまでのった. 両替してくるといったが,気にしなくてよいというので,2 ドルはらわずにおりてしまった. バスは比較的すぐにおりかえしてしまったので,それまでに両替してくるのはけっこうきびしかっただろう.
そこからカナダ側にわたるレインボー・ブリッジまでの距離はたいしたことはなかったが,雨がふり,なによりも風があって傘がうらがえるのがこまった. 気温も 20℃ 以下だろう. 東京よりすずしいことはわかっていたが,これほどとはおもわなかった. 雨はそれほどたいしたことはないので,小降りのときはささずにあるいた. 荷物はかるいので,雨がふっていなければもうはこし観光したいところだが,ずぶぬれになってしまう.
レインボー・ブリッジの西側はあるいてわたれるようになっている. 橋にでるまえにアメリカから出国する. 橋をわたりきったところでカナダに入国する. 入国審査にはやはりそれなりの時間がかかる. 10 人くらいが列をなしている. いったんカナダにわたってしまうと,観光のためにちょっとアメリカにいってくるというわけにはいかない.
最後に 2 枚,その橋のうえからうつした写真をのせておく.
いずれにしても,ようやくナイアガラ・フォールズに到着し,そこから歩行距離にあるホテルにチェックインした.
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