SDN NGAS ワークショップという学会で発表するため,カナダのナイアガラ・フォールズ (Niagara Falls) に出張した. 学会がおわったつぎの日,きたときと同様に Rainbow Bridge でアメリカに徒歩でわたり,アメリカ側からも滝をすこしみてからバスをバッファロー市内でのりついでバッファロー空港までいった. 市内観光もすこしできるだけの時間をとっていたつもりだが,トイレさがしで時間を食って,みたいところにいけなくなった. シカゴ行きの便はシカゴが悪天候のため 2 時間くらいおくれたが,のりつぎに問題はなかった. いずれにしても,おおきな問題はなく,かえりつくことができた.
ホテルをでたのは朝 6 時まえだ. そんなにはやくなくてよいのだが,深夜にめがさめるようになっている. バスをのりついで空港にいくには 1 ドル札が 4 枚必要なことがわかっているから,それをどうやって入手するかがひとつの課題だった. 夜のうちに両替しておけばよかったのだろうが,朝 6 時にはまだ両替商はあいていない. レストランもそうだが,ここも 8 時からだ. 橋をわたってからなんとかするしかない.
もっとわるいことに,カナダ側から橋にでるときに quarter が 2 枚必要になる. 米ドルでもカナダ・ドルでもよいのだが,どちらもない. 橋にくればどうにかなるとおもっていたが,どうにもならなかった. 5 ドル札か 10 ドル札をもっていれば小銭を手にいれることができたが,20 ドル札しかもっていない. 入国審査官にきくと,いろいろやりとりしたすえ,のりこえていってよしということになった. なのでそのとおりにしたが,よくかんがえるとアメリカの quarter とカナダの quarter をそれぞれ 1 枚はもっていたので,それをあわせてつかえばよかっただけかもしれない.
アメリカ側の入国審査がすむころにはだいぶあかるくなっていて,滝をみるにはよかった. 正面からみたほうが全体がみえるが,水がおちていくところを横からみるのも迫力があってよい. カナダ側でももちろんそうしたが,アメリカ滝についてもちかづいてみてみた. アメリカ側には崖よりさきにでて滝がみられる施設があるが,そこはまだひらいていない. また,正面からみてきているので,いまさらそこからみなくてもよいとおもう.
滝をみていた時間はみじかいが,写真には印象的なものがおおい. 朝はやいせいもあるが,滝がおちるところの写真など,迫力がある. カナダ側でも滝のそばで迫力を感じたが,写真はそれほどでもない. というわけで,アメリカ滝を横からみるだけで満足して,1 ドル札を入手しにいった.
あいている店はまだすくない. "We are open! Come in!" とか書いてありながら,まだやっていない店が多い. さすがにホテルの店は朝からやっている. 時間はあったが,まだバスにのる場所もたしかめていない. レストランでゆっくり朝食をとるのより,スターバックスでかんたんにたべて 1 ドル札のつり銭をもらうほうをえらんだ. Old faschoned donut と espresso をたのむと,ちょうど 1 ドル札が 4 枚,かえってきた.
それをたべてからしばらくあたりをあるいていると,セブンイレブンがあった. そこでのみものを買うと,1 ドル札がさらに手にはいった. もう,たぶん必要ないのだが…
目的のバスがそばをとおっていくのをみかけたが,どこにとまるのかがよくわからないので,ふたたび端のそばまできた. あやうく反対方向のバスにのりそうになったが,親切な運転手がバッファローにいくなら反対側だとおしえてくれたので,まちがえずにすんだ. 路線番号が 40 ということはわかっているが,バス停には方向が書いてないし,バスのおもてにも起点,終点が両方表示される. バスに表示される 40A, 40B でくべつするようだが,不親切な表示だ. 運転手もそれがわかっていて,おしえてくれたのだろう.
バスはほぼ 30 分に 1 本だ. さっきみかけたバスのつぎのバスが 20 分くらいできた. それにのって,バッファローまでくる. 郊外にもいろいろ目をひく建物がある.
城のような建物もあったが,バスの反対側なので写真はうつしそこねた. 地図をみてもなにも書いてない. まちなかにはいってもいろいろみたい建物はあるが,結局,終点のバス・センターまできた. そのあたりで空港いきのバスにのればよいのだが,そのまえにすこし観光したい. しかし,さらにそのまえにトイレにいきたい. トイレがどこにあるのかが,けっこう,わかりにくい. 結局,フードコートのそばのトイレにはいったが,そこもその場所にいかなければ表示がないので,だいぶさがしまわった. そういうわけで観光する時間はほとんどなくなってしまった. とはいえ,市庁舎などはさきほどバスのなかからみている. まるいおおきな建物があって気になっていたが,どうやらそれは駅らしい. なぜまるいのかわからないが,バスの路線図にそれらしいものが駅として書いてあった.
バス停をみつけて,そこにしばらくいると,バスがやってきた. 安心して,さきほど買ったのみものをのもうとすると,運転手がだめだという. それがアメリカではふつうなのかもしれないが,これまで車内で飲もうとしたことがなかったので,気づかなかったのかもしれない.
空港ではセルフ・チェックインしたが,マイレージ・カードの番号をいれただけで,ほかに ID をもとめられなかった. 番号をいれると個人情報が表示されるが,これでよいのだろうか? ともかく,あれこれいわれて,さらに個人情報も必要に応じていれなおすようになっているので, けっこう時間はかかったが搭乗券を手にいれた.
ここまではよかったが,いざゲートまでいってみると,シカゴ行きはおくれているという. シカゴはいつも雷雨でおくれるが,きょうはとくにひどいらしい. 予測では 2 時間おくれということだが,もっとおくれる可能性もあるという. シカゴでののりつぎは 5 時間もあるので,つぎの便にまにあわないことはたぶんないだろう. しかし,つぎの便がとばなくなるのが一番おそろしい. しかし,じたばたすると余計な時間がかかるので,そのまま待機することにした.
さいわい約 2 時間おくれでシカゴ便はとんだ. この便では離着陸時にモバイルフォンの電源をおとさなくてよいようになっていた. 成田でももうすぐそうなるという話があったが,ここではもうすでに実現している (つぎの成田便ではまだ電源をきる必要があった.) そういうわけで,離着陸時に何枚か写真をとった.
シカゴでは,30 分だけおくれた成田便に余裕をもって,のりつぐことができた. まだ多少の余裕があったので,United Airlines のラウンジにいってみたが,たべものはあまりないし, けっこう混雑している. あまり利点がないので,バナナとコーヒーだけでラウンジからでた. 場所によってはラウンジでないと PC の電源がとれないが,ここではゲートでも電源がとれるので,そこで待てばよいとかんがえた.
空港でも雨はふっていたが雷はもうおさまっていた. しかし,まだあたりには積乱雲らしきものがある. 飛行機の高度が 10000 m ちかくになっても,まだ気流のわるい雲のなかだったり,雲の下にいたりする. 今回は窓側の席をとることができたが,当然,けしきはあまりみえない.
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