クロアチアのスプリト (Split) という場所での学会発表のために出張している. いつものように学会そのもののことは書かないが,初日の最後にあった旧市街見物とバーティのことを書くことにする. うっかりバスの出発時刻におくれてしまったので,うまく参加できるかどうか心配だった. しかし,見物の途中でおいついて,パーティには無事,参加することができた.
学会がおわってからバスがでる時刻までにすこし時間があったので,一度とまっているホテルにもどった. セーフティ・ボックスに PC がとじこめられていたので,それをその時間に救出しようとおもった. 自分ではどうしようもないので,フロントにたのんだ. そのセーフティ・ボックスにはかぎあながあったので,そこにかぎをいれれば容易にあくものとおもっていた. ところが,かぎをいれてもあかない. 結局,電話でメンテナンスをよびだすことになった. 30 分弱待つとメンテナンスとフロントの 2 人がやってきて,あれこれやってようやくあけたが,ふたたびしめるとどうなるかわからない. なので,セーフティ・ボックスはもうつかわないことにした.
そうこうしているうちに時間がたち,気づくと 6 時になっていた. 6 時半にバスがでるような気がしていたが,しらべなおすと 6 時だった. あわてて学会のホテルにもどったが,もはやまにあわなかった.
すこし,まちの方向にあるいていると,3 人ほどのひとがあるいている. 学会でみた顔だ. きいてみると,ゆっくり海岸をあるいてまちにいくらしい. わたしはできれば見物に参加したいので,別行動をとることにした. バスでまちまでいこうとおもった. しかし,よくかんがえてみると,見物しているひとに会える保証はないし,そのあとどこにいけばよいのかもよくわからない. かんがえなおして 3 人を追おうとしたが,もはやどこにいるかわからなかった. 海岸にでてあるいていけば 3 人に追いつくとおもったのだが,そこから海岸にでる道もわからない. いったん学会のホテルにもどることもかんがえたが,もどるのは趣味にあわない.
しかたがないので,まちにつづくみちにでた. バスにのる予定だったが,すでにだいぶまちの方向にあるいていることもあり,そのままあるいていくことにした.
3 人を追うのをあきらめたにもかかわらず,まだ 3 人に会えないかとかんがえていて,まっすぐ旧市街にいくかわりに海岸にいってみた. 3 人には会えなかったが,それでも海岸をみる価値はあったとおもう.
ようやく,あの 3 人ではなくて見物しているひとたちをさがすことにした. どこにいるかまったくわからず,悲観したときもあったが,王宮の外壁をまわりこんで北側の壁にでたとき,それらしいグループがいるのをみつけた. 見物は 7 時半までということになっていたが,すでに 7 時 20 分くらいになっていた. 7 時半になって目的地にはいってしまっていたら,みつけることはできなかっただろう. 壁の内側で説明をうけている. 私もそこにくわわった. その後そのグループは壁のそとにでて,さらに王宮の西側で何か所かをみて,最後に王宮の地下にはいった. そのときもう 8 時をすぎていた.
地下にあるちいさな舞台で演奏とダンスをみた. ビザンチン的な衣装を着てはいるが,ダンスはフォーク・ダンス風のものが多い. 楽器も古楽器ではない. ダンスがおわったときには 9 時くらいになっていた.
それからパーティがはじまった. のみものは十分にあるが,たべものはすくない. それにもかかわらず山のようにとっていくひともいる. 比較的短時間でたべものはなくなった.
はなし相手もいないので,かえることにした. 今度は海岸をとおってみる. くらくてよくみえないが,あるいているひとはすくなくない. 女性だけのグループもよくいる. あしもとがよくみえなくても安全にあるけるようになっているようだ. ずっと海岸のみちをすすんでいくことで,とおまわりではあるが,ホテルにたどりついた.
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