クロアチアのスプリト (Split) という場所での学会発表のために出張している. 学会があるのは Radisson Blu というリゾート・ホテルだが,宿泊したのは More Hotel (Hotel More) というホテルだ. 多少の問題はあるが適切な選択だったとおもう.
Radisson は 120 ユーロからということで,すこしたかい. ちかくをさがすとホテルらしいホテルは More Hotel しかないので,ここにした. Booking.com でさがすとほかにもでてくるが,Radisson と More 以外はアパートメント・ホテルだ. この種のホテルにも何回かとまったが,夜おそくにつくとカギがもらえないところもあったりするようだ. 今回は安全をかんがえてホテルとしての管理がきちんとしていそうなところをえらんだ.
スプリトの空港から駅にバスでついたが,そこからホテルへもバスをつかった. #15 のバスがホテルのちかくをとおることを路線図で把握していたが,経路までは把握していなかった. のったバスは港の南端までいき,そこでおりかえしてもとの場所まできた. そこから北へむかったが,iPhone でみているとホテルがあるのとは逆の東にむかっているようにみえて,すこしあせった. しかし,それは不正な表示だったようだ. だいぶとおまわりはしたようだが,やがて海のちかくまでもどってきてたので,すこし安心した. しかし,ホテルの位置もよくわからない. あらかじめ Google Map でこのあたりの地図をロードしていればよかったのだが,そうしていなかった. そのため,結局,ローミングで 1 日ぶんの料金をはらって地図をロードした. しかし,実はホテルのすぐそばでバスをおりていたことがわかった.
チェックインするとき支払いをすぐにするかチェックアウト時にするかをきかれて,すぐにはらうほうをえらんだ. チェックアウト時にまたされるのをさけるためだ. ユーロでの金額はきいていたが,それをクーネ (クロアチアの通貨) ではらうことをもとめられた. 学会のしはらいもユーロで表示されていたのにクーネではらうことをもとめられて,ちょっとまごついた. どちらも差損がでるのをおそれているのかもしれない. もとの金額にはふくまれていない税金などもあるので,チェックインまでにすこし時間がかかった. そのあいだ,べつの客をまたせてしまった.
へやや設備は一見したところ,わるくないようにみえる.
へやのドアにはカギはなく,4 桁の暗証番号ではいる. 大連では指紋認証で錠をあけたが,指紋を登録するのはあまり気分のよいものではない. 暗証番号のほうが安心できる. ただし,おもわずいつもつかっている番号を指定してしまったが,それはさけるべきだっただろう. フロントが暗証番号入力の方法を説明する必要があったので,そのあいだも他の客をまたせてしまった.
それぞれのへやに,ひろいバルコニーまでついている. ここからは海がすこしだけみえる. 内装は最近あたらしくしたようだ. 照明にはあちこちに LED をつかっている.
ところが,おもわぬところに問題があった. 最大の問題はセーフティ・ボックスだ. 暗証番号をいれないままふたをしめてみたら,あかなくなった. メンテナンスまできてなんとかしようとしたが,完全には解決しないままだ. そういうわけで,セーフティ・ボックスの使用はあきらめた.
セーフティ・ボックスをつかう必要がそれほどあるわけではないが,まどにカギがかからないことがそれをつかいたくなったひとつの理由だ. サッシはしめるとロックされる構造になっているが,わざとロックがかからないようにしているらしい. バルコニーにでたときに,まどをしめてしまうとはいれなくなるのをさけるためにこうなっているのだろう. フロントにカギがかからないことをいうと,「外国からきたひとは心配でしょうが…」 と,クロアチアの安全性を強調された. 自国にほこりをもっているのはよいが…
料金にはいっている朝食には卵料理やソーセージ,ハム,チーズ,そしてホテルでつくったらしいクレープや菓子などもある.
そういうわけで,多少の問題はあるがよいホテルだとおもう.
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