数年前にこどものために 7000 円くらいで買った Olympus VG-170 というカメラは,こどもがつかっていないので私がときどきつかっている. 私はほかに何台かカメラをもっているのだが,VG-170 には他のカメラではできないことができる. このカメラは接写が得意で,顕微鏡写真のようなものまでとれるのだ.
iPhone のカメラは肉眼にちかい性能にすることでインターフェースを向上させているとかんがえられるが,たいていのカメラには肉眼より性能がよいところがある. 私がもっているもう 1 台のカメラ Fujifilm JX-300 は肉眼ではみえない暗い被写体をうつすことができる. このカメラをつかうと夜なのに昼のようにうつる.
一方,VG-170 の場合は肉眼ではみえないちいさな構造をうつすことができる. 3D 印刷後のフィラメントの構造は肉眼ではよくみえないが,すこし拡大するといろいろなことがわかる. それができるのがこのカメラだ. 超近距離からでもピントをあわせることができて,フィラメントの構造がくっきりうつる. これはとても重宝している.
JX-300 のほうは接写が不得意で,すこしはなれてもピントがうまくあわないことが多い. なので,3D 印刷物をうつすのにはぐあいがわるい. これまではもっとふるいリコーのカメラをつかってきたが,それも接写むきではない. また,顕微鏡写真はもちろんとれない. さらに,最近ついにみみずのあとのようなものがうつるようになってしまった. なので,これはおはらいばこにして,かわりに VG-170 をつかっていないこどもからとりあげて,私がつかうことにしたい.