ICAM-BM 2014 という学会で発表するために北京にきた (直後に書けなかったので,だいぶあとになって書いている). 学会は金曜日におわったが,日曜日の比較的おそい便 (17 時台) を予約していたので,それまでは観光にあてた. APEC がおわって数日たつので空気はだんだんわるくなってきたが,それでもきょうは風があることもあって,まだ多少は青空がみえる.
ホテルの東のあるいていける距離に孔子廟などがあることがわかったので,きょうはこのあたりを徒歩で観光することにした. 昼まで観光してからホテルをチェックアウトして,どこかで昼食をたべてから空港にむかえばよいとかんがえた.
途中にはさまざまなフートンがあり,Google の地図では毛沢東の家らしきものが書いてあったが,その場所にいってみるとほかのひとのなまえが書いてあるだけだった. ちいさな道だが公安警察などもあった. 立入禁止の場所もあったが写真をうつしてもいいだろうとかんがえてうつしていると,監視員にだめだというしぐさをされた. てまねきされたが無視した.
目的地のひとつは孔廟 (孔子廟) だが,そこにつくまえにちいさな肉屋があり,焼いた鶏や鴨の肉を売っていた. その店が気になった, 一羽まるごと売っているので,ひとりでたべるには多いのだが,それでも買ってたべたいとおもった.
孔廟とそれに隣接する国子監にはいった.
ここにはおびただしい数 (198 個?) の石碑がある. むかしはそれがびっしりと建物のそとにたてられていたようだが,現在ではそのおおくが建物のなかに収容されている.
孔子廟のちかくにはそれほど有名ではないがちょっと気になるものもときどきある.
さらに東にむかい,雍和宮というところにいった. ここは「宮」という字がついてはいるが寺のようなものだ. おおくのひとがおとずれ,線香をあげて,おがむというよりは,ひれふしている. そとの写真はうつしたが,多数の仏像がある室内はそういう状態なのでちょっと写真がとれない.
ほとんど唯一,外からみられる像があったので,それだけ写真をとった.
ちかくには仏具屋が多いなかで 1 軒だけ,ひょうたん屋があった. 気になったので,しばらくまよったすえに,ひょうたんを 2 個買ってしまった.
雍和宮の北を東西にはしる大通りのすぐ南を西にむかうちいさな道に,いろいろおもしろい店がある. その道をとおりつつ,ホテルにもどることにした.
猫の人形 (猫形?) の店があった. 写真の猫はかわいいが,人形は虎のようで,あまりかわいいとおもえない.
まもなく,行きに気になった肉屋にいきあたる. みやげにできる鴨肉をみやげもの屋で買うこともかんがえられたのだが,食肉検査をとおるのもめんどうだ. みやげは買わずに,私自身はここでたべてかえることにした. つまり,その肉屋で買っていく. 土産屋では 1 羽 40 元くらいで売っているが,この店では 20 元で売っている. 買おうとすると,切ってよいかときく. くびをたてにふって,たべやすいように,切ってもらった.
もうひとつ気になっていた天津包子屋をのぞいてみるが,まだこれから蒸すところだ. 残念ながらこれは買えない. 鴨だけをもってホテルにもどった. チェックアウトは 12 時ということだが,もうまもなくだ. 肉をたべていると 12 時すぎてしまう. そこで,チェックアウトを 12 時半にしてよいかと,そこにいた男にきいた. いいというので,へやで買った肉をたべた.
鴨 1 羽はひとりでたべるにはかなり多い. しかし,のこすのももったいない. 味付けは北京らしいマイルドな味だが,たべあきない. とはいえ,全部たべきるのはくるしい. ほとんどたべたが,最後にすこしだけ,のこした. ポリ袋にいれてくれていたので,ごみをふたたびそのふくろにいれてすてた.
これでしばらくは鶏肉をたべる気がしないだろう. 鴨と鶏とではすこし味がちがうが,焼き鴨と焼き鶏の味付けはたぶんおなじだ. めかくしテストをしてどちらであるかあてられる自信はない.
ほぼ 12 時半になり,ホテルをチェックアウトして地下鉄の駅にむかった. くるときはすこしとおまわりしてしまったが,今度は 1 回ののりかえで空港にむかう. 電車が空港のターミナルをまわる順序はくるときとはちがう. くるときは地下をはしっていたが,今度は地上をはしっている. 地下鉄から空港線へののりかえのとき,銀座モールという地下商店街をみた. あとは電車からの風景と空港のなかの写真だ.
空港は天井がたかく,窓もおおきい. 建物のかたちはよいが,空調効率はわるいだろう.
関連項目