ひさしぶりに Linux を PC にインストールした. 会社でつかってきた,ふるい Linux マシンでは必要な Python の機能がつかえないことがわかったからだ. これまでつかってきた Fedora 8 から Ubuntu 14.04 にのりかえたが,いつものようにプロキシをこえるのに苦労させられた.
これまでも NICT のプロジェクトの関連では Ubuntu をつかってきたが,会社のマシンにはふるい Fedora がのったままだった. Ubuntu にかえたおもな理由はその長期サポート版なら 2019 年までサポートがうけられるからだ. Fedora ではすぐにサポートがきれてしまうので,ぐあいがわるい. Fedora 8 ももちろんサポート外になっている.
会社の Linux マシンはふだんはインターネットにつないでいないが,インストールのときだけはつなぐ. しかし,直接はつなげないのでプロキシの設定が必要だ. しかし,これが容易でない. インストーラではパスワードつきのプロキシは想定されていないからだ. システムにプロキシを設定すると Mozilla は動作するが,インストーラは失敗する. Ubuntu では apt-get というコマンドをつかってソフトウェアをインストールするが,これが動作するようにするのは容易でない.
いくつか方法はあるようだが,どうやら確実なのは apt-get をオプションつきでよぶ方法のようだ. つまり,apt-get コマンドをつかうごとにつぎのようにプロキシを指定する. 最初の行だけファイルにいれておいてそれをまず実行し,あとは "update" を "install ..." にかきかえてソフトウェアをインストールすればよい.
apt-get -o Acquire::http::proxy="http://<user>:<passwd>@<host>:<port>" update
apt-get -o Acquire::http::proxy="http://<user>:<passwd>@<host>:<port>" install <package>
上記のファイルをすぐにわかるところにおいておけば,追加でソフトウェアをインストールするのも容易だ.