3D プリンタの冷却用にドウシシャの Pieria PIM-39S-WH という平形の扇風機を買った. プリント・ベッドのうえに集中的にかぜをおくるのに適した形だとかんがえて買い,何週間かはつかってきたのだが,うまくうごかなくなって分解してみると,軸受けにゴムをつかうというとんでもない設計になっていた. とりあえず手持ちの部品でなおしてみたが騒音がひどくなったので再修理しようとかんがえている.
扇風機というとだいたいかたちはきまっているが,それでは Rostock MAX の冷却用としてはかたちが適切でない. 100x275x115 mm というサイズでスリットから風がでるタイプの扇風機が 1500 円くらいで売られているので,それが目的に適しているとおもって買った. 本来は縦長でつかうのだろうが,横にしてもつかえるように足がついている. だから,当然,そのようにしてつかってよいものだとおもった.
実際,数週間はうまく動作していたのだが,それが突然うまくうごかなくなった. プリンタがはきだすフィラメントが急にひえなくなり,印刷物のかたちが異常になったのでわかった. たいていは「強」 でつかっているのたが,よわよわしい風しかでなくなった. 「弱」 にするとほとんどとまってしまう.
原因をしらべるためにケースをあけてみると,モータの反対側にある軸受けがやわらかいゴムでできていることがわかった. たててつかっているときはそれで問題はおこらないが,ねかせると抵抗がおおきくて,ほとんどとまってしまう. その状態ではモータの負荷がおおきくなり,発熱がひどい. このままつかっていると煙がでることもありうる.
ゴムの軸受けを放置しておくことはできないとおもって,取り去った. そうすると当然,軸がさだまらなくなる. 軸を固定するために,かわりにてもちのステンレスとプラスティックのワッシャをくみあわせてつかった. プラスティックのほうはすこし加工する必要があった. 制度をかんがえないままこの部品をとりつけてファンをまわしてみると,とんでもない騒音がする. 風はちゃんとでるのだが,このままでは音がうるさくてつかえない. 1 m くらいはなれて 70 ホンある. テフロンのワッシャを買って,さらにそれをいれればたぶん騒音がおさえられるだろう. ちかいうちにためしてみたい. それまではふつうの小形扇風機をつかうことにする.