東京ビックサイトでひらかれた 3D Printing 2015 で 2 種類 (あるいは 3 種類) の立体地図をみた. ひとつは国土地理院でつくられたものだ. 国土地理院が出品しているわけではなくて,それを印刷した FDM 型 3D プリンタのブースで展示されていた. もうひとつは紙をつみかさねるタイプのプリンタでつくられたものだ. これはそのプリンタのブースにおかれていた.
国土地理院では,視覚障害者用として普通の地図に凹凸をつけたものと,等高線をもとに立体化した地図の 2 種類をつくっている. それらのサンプルが 1 個ずつ展示されていた.
前者の底には平面地図がはりつけられていた. これはとくにおどろくべきものではない. しかし,後者には表面に地図がはりつけられていた. 応答のある表面にぴったりあうように地図がはりつけられている. のびる素材に印刷された地図を立体化された地図にあうようにのばしながらはりつけたのだろうが,うまくあうようにはりつけるのはそんなにかんたんではないようにおもえる. それをしばらく手にもってながめていた. (写真にとっておけばよかったが,うつさなかった.)
紙を積層するタイプの立体地図はずっしりと重い. こちらのほうが FDM 型のプリンタで印刷するより,きれいに等高線がでている. ここにはちいさな写真しかのせないので,等高線まではみえないだろうが…