[ トップページ ]
地理・地域:東・南アジア, 観光・旅行・出張:海外旅行・出張

アンコール・ワットとアンコール・トムの観光と荒稼ぎ (?!)

ICOIN 2015 という学会で 2 件の発表をするために,カンボジアのシェムリアップ (Siem Reap) にきた. 学会最終日のきょうは,それがおわったあとにすこし観光する時間があった. アンコール・ワットまであるいていくつもりだったが,途中に入場券うりばがあり,そこでひとまわりするには距離がありすぎるので,あるけないとさんざんいわれて,結局 TukTuk にのることにした. 半日なのに 1 日ぶんはらうことになってしまったし,ほかにもいろいろ散財することになってしまった.

学会後いったんホテルにかえったが,まもなくホテルをでて,アンコール・ワットにつづくメイン・ロードをあるいていった. 途中にはコロニアルな雰囲気のまちもある.

IMG_0117_edited-1.jpg IMG_0118_edited-1.jpg

そのまちのいりぐちにはおおきなマーケットがある. 野菜,くだもの,肉,さかな,などなど,いろいろなものを売っている. 肉や野菜もテーブルのうえにならべて売っている. ポーランドでもそういう売り方をしていたが,ここのほうが気温はずっとたかい. 冷蔵庫がないのと,ひとびとは売り物を直接みたいのとでそうなっているのだろうが,当然,虫もちかづいてくる.

IMG_0120_edited-1.jpg IMG_0122_edited-1.jpg

IMG_0134_edited-1.jpg IMG_0135_edited-1.jpg

IMG_0136_edited-1.jpg

ひとの像もあったが,それより象の像のほうがよくみかける. 写真だとほんもののようにもみえる.

IMG_0141_edited-1.jpg IMG_0145_edited-1.jpg

そのうち,道路の横にチケット売りばがある場所にいきつく. アンコール・ワットをみるにはここでチケットを買う必要があるということはすぐにわかったが,どういう範囲のものかははっきり書いてない. 立て看板などで確認してだいたいわかったので,売り場にいった. あすもくるつもりなので,1 日券を 2 回買うか,3 日券を買うかという選択肢があった. どちらも 40 ドルかかる. あすもう一度買う手間をはぶくために,3 日券にした.

15 ドルはらって TukTuk にのることにしたのだが,しばらく TukTuk をまっているあいだに,改札係の女性と,東京からきたとか,その他いろいろな話をした (もちろん英語で). そして,TukTuk でアンコール・ワットのいりぐちまでいく. この運転手も英語はよくできる. なかへはのりものははいれないので,そこで待たせてなかをみる.

IMG_0155_edited-1.jpg IMG_0168_edited-1.jpg

P1140663_edited-1.jpg P1140665_edited-1.jpg

P1140666_edited-1.jpg P1140668_edited-1.jpg

P1140670_edited-1.jpg P1140672_edited-1.jpg

P1140674_edited-1.jpg P1140678_edited-1.jpg

巨大な寺だ. このあたりのほとんどの写真は中央にむかってとっているのだが,門をくぐるとまた,はるかむこうに建物がみえてくる. 最近,北京にもいったが,故宮にも匹敵する感じだ. ポルポト時代などにこわされて残骸がのこったままになっているが,ここではかなりの部分は修復されている.

P1140682_edited-1.jpg P1140684_edited-1.jpg

P1140685_edited-1.jpg P1140687_edited-1.jpg

P1140689_edited-1.jpg P1140691_edited-1.jpg

中央の建物にはいるまえに,すこし左側をみてきた. 比較的あたらしい建物や店などがある.

P1140696_edited-1.jpg P1140697_edited-1.jpg

P1140699_edited-1.jpg P1140702_edited-1.jpg

P1140705_edited-1.jpg

さらに,建物のなかは何重にも回廊がある. 回廊の壁や柱にもさまざまなものが彫られている. 壁にはすこしずつちがう絵がならんでいる. ストーリーがあるのだろうが,話はきかなかった.

P1140718_edited-1.jpg P1140724_edited-1.jpg

壁の一部はひとびとがさわったからだろう,くろびかりしている.

P1140721_edited-1.jpg P1140720_edited-1.jpg

建物のはいってすぐのところにある仏像のまえで急に男から線香をわたされて,7 礼するのだとか,いろいろいわれた. そして,20 ドルはらうようにいわれた. おどろいたことに,まえにいるひとたちはすなおに 20 ドルはらっている. 私はとても 20 ドルはらう気にはなれないので 5 ドルにしておいたが,それでも,はらってしまった. あとでかんがえると,このときは休憩中であり,寺の管理が手薄になっているときだったのだとおもう. そこで荒稼ぎしていたのだろう. まもなくその男はいなくなったようだ. つぎの写真はその場所をあとから撮影したものだ.

P1140825_edited-1.jpg

つぎのいくつかの写真は回廊のあいだをうつしたものだ. ここにも残骸がころがっているが,そのうえに石が積まれている.

P1140726_edited-1.jpg

P1140727_edited-1.jpg P1140728_edited-1.jpg

内側の建物は階段でのぼるようになっていて,そこから周囲をみることができる.

P1140730_edited-1.jpg P1140732_edited-1.jpg

P1140737_edited-1.jpg P1140739_edited-1.jpg

回廊にはちいさな仏像がたくさんあるが,首がおとされているものが多い.

P1140766_edited-1.jpg P1140767_edited-1.jpg

柱にも壁にも,ところどころ,穴があいている. 銃弾をうちこまれたあとだろう.

P1140750_edited-1.jpg P1140779_edited-1.jpg

ひろい回廊をずっとあるいていると,しかも外側から内側,そしてまた外側と,回廊をうつりながらあるいていると,どこをあるいているのか,わからなくなってくる.

P1140783_edited-1.jpg P1140785_edited-1.jpg

P1140786_edited-1.jpg P1140787_edited-1.jpg

P1140822_edited-1.jpg P1140823_edited-1.jpg

ようやくもとの場所までもどってきて,TukTuk がいるところにむかった. すでに 2 時間ちかくたっていて,一番奥になっていた.

つぎはアンコール・トムをめざす. TukTuk でしばらくいくと,まず南門にいきつく.

IMG_0175_edited-1.jpg IMG_0181_edited-1.jpg

道の両側に像がならびたっているが,ところどころ頭や顔がなくなったものがあり,修復されている.

IMG_0185_edited-1.jpg IMG_0188_edited-1.jpg

アンコール・ワットがひとつの寺院であるのに対して,ここは王宮のあとがあり,そのそばに,もっとちいさな寺院などがあつまっている. まずは中心にあるプラサット・ベイヨンをみる.

P1140828_edited-1.jpg P1140830_edited-1.jpg

P1140832_edited-1.jpg

P1140838_edited-1.jpg P1140844_edited-1.jpg

P1140846_edited-1.jpg P1140850_edited-1.jpg

多数の塔にはそれぞれ仏の顔がえがかれている. ここはアンコール・ワットよりいたみがはげしいようだ.

P1140857_edited-1.jpg P1140860_edited-1.jpg

P1140866_edited-1.jpg P1140867_edited-1.jpg

P1140869_edited-1.jpg P1140875_edited-1.jpg

アンコール・ワットよりははるかに小規模だが,それでも回廊をまわっているうちに方向がわからなくなってくる. 反対側にぬけて外をあるいていたが,気づいてふたたび寺をとおって反対側にでた.

P1140876_edited-1.jpg P1140883_edited-1.jpg

P1140881_edited-1.jpg P1140886_edited-1.jpg

P1140888_edited-1.jpg P1140909_edited-1.jpg

プラサット・ベイヨンから北へむかう. いくつかの比較的あたらしい仏像がある.

P1140917_edited-1.jpg P1140918_edited-1.jpg

P1140928_edited-1.jpg

プラサット・ベイヨンの北西にある寺跡にもすこしのぼってみたが,時間をつかいすぎないようにするため,上まではいかなかった.

P1140939_edited-1.jpg P1140940_edited-1.jpg

P1140941_edited-1.jpg P1140945_edited-1.jpg

そこからおりて門のようなところにいくと,こどもが何人もいる. そのなかのひとりにはなしかけられた. そこでも東京からきたというようなことを話したが,話しながら寺や王宮跡にいき,いろいろ説明をしてくれる. かせぎたいのだということはわかったが,やがて,高校生なのだが父母がなくて孤児院にいて,大学にいくには教師に (学費を?) はらわなくてはならないという話をはじめる. どこまでほんとうなのかわからないが,周辺ではたらいているひとと話をしていたので,すくなくとも彼らからは認知されているのだろう.

P1140948_edited-1.jpg P1140951_edited-1.jpg

P1140955_edited-1.jpg P1140959_edited-1.jpg

最後に学費として 20 ドルの寄付をしつこく,もとめられた. 最初は 1 ドル札を何枚かみせたが,それでは納得しない. 10 ドル札をもっていたらそれにしただろうが,なかったのでやむなく紙に署名し 20 ドルという金額を書いて 20 ドル札をわたした. さらにチップをくれといわれたが,それははらわずにわかれた. これは不正行為ではないのだろうが,やはり荒稼ぎだ. さっきは 5 ドル札をもっていたのでおさえられたが,今度は適当な紙幣をもっていなかったので,ふんだくられてしまった.

さらにしばらく観光して,ようやく,ひろばにでた. しかし,あまりにひろいので,とまっている TukTuk の数はすくないのに,さっきの TukTuk 屋をなかなかみつけられなかった. ようやくみつけて,ホテルまでおくってもらって 15 ドルはらった. その TukTuk であすは昼からまた寺めぐりをして,そのあと空港までおくってもらうことにしたが,これも (言い値は 20 ドルだったが) あわせて 15 ドルということにしてもらった. TukTuk 屋も 2 日つづけて 15 ドルはいればウハウハなのだとおもうが,こちらは荒稼ぎではなくて,もっとまじめなかせぎかただ.

P1140987_edited-1.jpg P1140994_edited-1.jpg

いずれにしても,学会のあいだはほとんどカネはかからなかったが,きょうはサイフからどんどん (夕食分までいれると 90 ドル以上) でていった. だぶっていたレセプションとバンケットのチケット代は 100 ドル札の現金でかえしてもらっていたので,それをホテルのしはらいにあてようとかんがえていたが,できなくなった.

関連項目:

キーワード:

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/6910

コメントを投稿

Google でブログを検索:

メインページアーカイブページも見てください.
Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by Movable Type