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書評:政治・法律・憲法, 政治・法律・憲法

冷静でもていねいでもない改正反対論 ― 鈴木 仁志 著,「民法改正の真実 ─ 自壊する日本の法と社会」

「民法大改正」ということばを首相からきいて,この本を手にとった. 改正推進派が「大」改正しなければならない理由をほとんど説明していないのが不気味だが,逆にこの本は民法改正とその首謀者である 内田 貢 を不倶戴天の敵のようにあつかい,冷静な批判になっていない. 論点はいろいろ書かれているが,民法を勉強してからでなければわからないことが多い. 改正反対の世論をつくりたいなら,もっと冷静でていねいな説明がほしかった.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 民法改正の真実

注記: Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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