最近話題になっている民法大改正がスタートしてまもない時期に書かれた本だが,反対論にも配慮しつつ書かれている. 日本や各国の民法の歴史に数 10 ページをさいている. 制定後 120 年間おおきな改正をしてこなかった民法の改正の目的として,現代にあわせることやわかりやすくすることが重視されているが,各国とくにアジア諸国の契約法の統一をリードすることも目的としてあげられている. 国内の必要性から改正されるものだから TPP ほどつよい反対論はないようだが,統一ルールの策定という点では TPP に似ているようだ.
評価: ★★★★☆
関連リンク: 民法改正.
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