22nd GENI Engineering Conference (GEC 22) という会議でデモをするためにワシントン DC に出張した. このまちのなかを移動するには地下鉄が適している. しかし,きっぷの買いかたや駅の内装やら,いろいろ不都合を感じるところがある.
きっぷは自動販売機で買うが,この機械はいろいろやっかいだ. まず,きっぷの種類や買いかたがわかりにくい. カードと紙があるのだが,カードは専用の機械で 10 ドルはらって買ってから,きっぷの販売機でチャージする. 機械に書いてある案内だけでは,そこまでわからない.
紙のきっぷは運賃を指定して買うようになっている. カードをつかうときとくらべると,1 回に 1 ドルずつよけいにはらうようになっている. 紙のきっぷも 2 回ぶん以上の金額をチャージしてくりかえしつかうことができるが,その場合でも 1 回ごとに 1 ドルずつよけいにはらうことになる. つまり,11 回以上つかうならカードのほうが得だということだ. 今回,結果的には 11 回以上つかったが,カードはつかわなかった.
運賃は機械の上部に書いてある (右上の写真) が,駅ごとにちがうし,ラッシュ時 (on-peak) とそうでないとき (off-peak) とでちがう. ラッシュ時がいつかはきまっているのだが,私はおぼえていないので,まちがって買ってしまったこともある. ラッシュ時にそうでないときの料金で買うと,出札口でとめられることになる. しかし,そこでどうしたらよいか,わからない. 駅員にきくと,そのままでてよい ("Have a good day!") といわれた.
機械の種類によってはつり銭が 1 ドル・コインででてくる. ところが,たいていの (もしかするとすべての?!) 機械は 1 ドル・コインをうけつけない. うけとったコインできっぷを買うことはできないということだ. それしかもちあわせがなくて,こまって駅員にきくと,彼女もまずはコインがつかえるかどうかたしかめてみて,つかえないとわかると 5 ドル札にかえてくれた.
地下鉄の駅はどこもおなじようにみえる. 照明はとても暗い. 地下鉄ができてまもないころには,わるくないデザインだとおもっていたが,あまり客のことをかんがえたデザインではない. 電車をおりるときのようすをみていると,地元のひともよく (駅名を ?) みないとどの駅なのかわからないようだ.