自動化された「機械」は「機械中心」に設計されていて,人間の特性を無視している. その機械を監視するのは人間にとって苦痛でしかないし,たまに機械がヘマをしでかしたときにうまく対応できるかどうかわからない. この本はそうではなくて「人間中心」でなければならないと主張している. そうすることで人間にとって労働は余暇よりたのしいものになる. この本をこれからも機械中心で機械につかわれる「オートメーション・バカ」がふえるというふうに悲観的に読むこともできるが,「人間中心」に変えればそうでなくなるというふうに読んだ方がよいだろう.
評価: ★★★★☆
関連リンク: オートメーション・バカ.
注記: Amazon.co.jp の 書評に投稿しています.
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