7 月 8 〜 10 日にビッグサイトでひらかれた「Design Tokyo」にいってきた. これはデザイン製品の展示会だが,雑貨,文具・紙製品などの展示会もあわせてひらかれている. みにいったおもな目的はやはり 3D 印刷がこういったところにいかせないかということだ. 展示されているものをみるかぎり,レーザ・カッタはしばしばつかわれているが,3D プリンタはいまのところはつかわれていないようにみえる.
Design Tokyo の一部として「Proto Lab」というコーナーがある. ここに 3D 印刷作品を展示できないかとかんがえたことがあった. 今後のその可能性をさぐることがこの展示会にきたひとつの目的だ. ここに出展するにはきびしい審査をうける必要があるようだが,個人のデザイナーが対象であるため,一般の出展とはだいぶちがうチャネルで出展者を募集しているようにみえる. 個々の展示のスペースはせまいが,間隔はゆったりとられ,「厳選された」雰囲気が感じられる. あまり気やすく出展できる場所ではなさそうだ.
Rika Herbst という「スタジオ」で制作されたあなあき磁器製のボウルが目についた. ここでは照明器具のかさなどがおもに展示されていたが,それよりも,ほそい磁器の「糸」をかさねてつくったボウルのほうがめずらしい.
レーザ・カッタの展示のなかには,実際に切断のデモをしているところもある. 強烈な排気がでるので展示場のなかではとてもできないだろうとおもっていたが,排煙処理すれば展示場のどまんなかでもデモできるということがわかった. 排気はすこしにおうが,はなれるとにおわなくなる.
この展示会では全体としては「商談」が目的であり即売しているところはすくない. しかし,雑貨のコーナーの一部ではアクセサリーなどに値札をつけて売りまくっているところもあった. ちょっと異様な雰囲気がただよっていた.