1980 年代からつづいている 3D 印刷の学会である SFF シンポジウムで発表するため, 真夏のテキサス (オースティン) にでかけた. 2 日めの行事である川のクルーズのときに私に話しかけてきた男がいたが,話の結果,あらためて感じたことがある. あたらしい 3D 印刷法をかんがえて,それによってつくった作品を売りたいなら,そのすごさがすぐわかる作品をつくる必要があるということだ.
SFF シンポジウムのクルーズでわかい男が「なにをやっているのか?」と話しかけてきた. 3D 印刷した地球儀をみせて説明したが,すぐには理解されない. 1 分以上説明して,やっとわかったようだった. FDM (fused deposition modeling) の専門家でないからすぐにはわからないのだとおもう. しかし,地球儀を一般むけに売っても売れないのは,しろうとにはどこがよいかわからないからだろう. だれでも「すごさ」がすぐにわかる作品をつくることが必要なのだろう. もし,いまもっている技術でそれができないなら,それができる技術を開発する必要があるだろう. すでにある程度わかっていることだったが,この話をした結果,あらためてそれを感じさせられた.
追記: 何種類かの地球儀を Yahoo! Japan ショッピング で 150〜300 円で販売しています.
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