LEM21 という学会で発表するため,京都にきている. 学会は月曜からだが,朝からなので日曜にきた. すこしはやめにきたので,これまでいったことがなかった東福寺近辺をみることにした. 東福寺のなかはひろくて,起伏のある地形をいかしたつくりになっている. しかし,霊雲院の石庭と八相の庭という石庭とがもっとも印象的だ.
京都の石庭というとまず龍安寺ということになるが,東福寺の石庭もそれに匹敵する. 霊雲院は龍安寺にくらべると対称性がある,したがって冗長性があるつくりだ (上の 2 枚の写真). 龍安寺のほうがより日本的だとおもえるが,この庭もわるくない. 八相の庭のほうは対称性はないが,石がかなり密においてある点で龍安寺とはちがう (下の 2 枚の写真). 空間 (間 - ま) のできとしてはやはり龍安寺のほうがよいようにおもう.
関連項目:
キーワード: