かつて連絡委員をしていたこともあるプログラミング研究会に,ひさしぶりにいってきた. Python で書いたライブラリをつかった 3D 印刷の発表をしてきた (「手続き抽象化機能をもつプログラミング言語による 3D 印刷」). この論文は情報処理学会の「デジタルプラクティス」の 3D 印刷特集にだしたのだが,おとされたのでかわりにプログラミングの論文誌にだしてもらおうとかんがえて,ここにもってきた.
手続き的な 3D 印刷という話題はすでに昨年の機会学会年次大会でしているのだが,今回の発表のなかで一番あたらしいのは,機械加工の歴史に関する部分だ. このブログにも書いたが,APT という言語が 1960 〜 70 年代に CNC につかわれ,CACM や SIGPLAN Notices という ACM の雑誌にその論文がのせられたというのは,プログラミング研究会にふさわしい話題だとかんがえたのが,ここにもってきたひとつの理由だ.
研究会が日曜から月曜にひらかれるという,めずらしいことになっている. 日曜のほうが会社をやすまなくてよいので,そうしてもらった. 例によって地球儀など,印刷したサンプルをもっていって回覧した. 30 人以上のひとがいて,どの発表でも (といっても私は自分の発表をふくめて 3 件にしか参加しなかったのだが) 活発な質問がでていた. 私の発表に対しても,「印刷可能性の維持」という話題を中心に,いろいろ質問がでた.