3D プリンタの制御基板の一部である Arduino MEGA のレギュレータを事故でこわしてしまっていたが,マルツに発注していたレギュレータがとどいたので修理して,くみたてを再開した. 基板の銅箔がはがれて,かわりに空中配線が必要になったが,なんとか修理できた.
基板に使用されているのとおなじレギュレータは容易に入手できなかったので,マルツにはべつのレギュレータを発注した. LM1117IDT-5.0/NOPB というものだが,もとのよりややおおきい. また,もとのは足が 3 本ならんででていたが,買ったものはまんなかの足 (端子 2) がみじかくて配線できない. それでも,しらべてみるとまんなかの足 (出力端子) は冷却板とつながっていることがわかった. そちらだけつなげばよい.
冷却板をはんだづけするにはかなりじっくり加熱する必要があり,こわれるのではないかと心配になったが,だいじょうぶだった. つぎにはんだづけした GND (端子 1) はすぐにつながったが,VCC (端子 3) がつながらない. けむりをはいたもとのレギュレータをはずすときに,VCC がつながっていた銅箔をはがしてしまったらしい. しかたがないので,回路をしらべてダイオードのわきから空中配線した. これで復活した. 電源をつなぐと LED が点滅する. 電圧をはかってみても,12 V から 5 V に降圧していることがわかる.
この Arduino に 3D 印刷用の Ramps 1.4 をとりつけて電源をつないでみたが,Ramps の LED がひからなかった. 原因はよくわからないままだが,Arduino と Ramps をはずして再度つけなおしてみると,今度は Ramps の LED が点滅した.
ところで,電源としてキットには 5 A のアダプタがついているが,Ramps 1.4 には 12 V 電源を 2 個つなぐようになっている. それぞれ 5 A,11 A とかいてある. 1 個のアダプタではこころもとないので,16 A 以上とれる PC の用の電源をつないだ. アダプタをつかわなかった理由はもうひとつあって,それはアダプタ電源をつなぐジャックがこわれていることだ. アースはよいが +12 V をとりだすことができない.
これでハードウェアのくみたては基本的におわり. つぎは Arduino のファームウェアをロードするのだが,まだ工房にインターネットがひけていないので,でなおす必要がある.