最近,Yahoo! の店 (Dasyn, デイシン) で 3D 印刷シェードつきの照明器具を売っている. いまのところ電源として 100 V と 5 V (USB) をつかっているが,12 V も魅力的だ. そこで ebay.com と aliexpress.com から 12 V の電源機器を輸入してみたが,そのなかにとんでもないものがあった. くるまの 12 V 電池は強力だから,火災もおこしかねない. 12 V 機器の販売には慎重さが必要だ.
12 V 電源の標準プラグはシガー・ソケットだ. くるま以外でつかうにはバカでかくていいとはおもえないが,12 V だとこれ以外はあまりかんがえられない. そこで,1 個のシガー・ソケットを 3 個に分割する分配器と,シガー・ソケットから USB 電源をとるアダプタとを買った. 後者は一度単独でためして,つかえた記憶があるのだが,今回はそれを前者とくみあわせてみた. 結果は,「ジー」と音がして,煙がでて,ついにはプラスティックがとけた.
とけたのは 2 箇所だ. ひとつは USB アダプタの接点付近 (最初の写真). まだなにも接続していないから,このアダプタのなかで過電流がながれて,とけたとかんがえられる. 見てわかる部分がとけたのは 1 個だけだが,他の 2 個も同様に過電流がながれているようだ. 以前はうまくつかえたのに,今回ダメな理由はわからない.
もうひとつは,通電しなくなった分配器をあけてみてわかった (下の写真). この分配器にはヒューズらしきものもついているが,それがきれるまえにべつの場所がとけて切断している. あちこちとけるほどの電流がながれてもきれないのだから,ヒューズとしてのやくわりははたしていない.
両方ともクレームして返金してもらったが,もしこの商品を転売して顧客のもとで事故をおこしたら,たいへんなことだ. 12 V 照明とその関連製品を売るときは注意する必要がある.