AnyCubic Kossel のエクストルーダは問題が多い. 3 台のうち 2 台はすでに手をいれていたが,そのうちの 1 台,2 号機のエクストルーダに ついている軸受けをとりつけたプラスティックがわれて,つかえなくなった. しかたがないのでまだ稼働していない Kossel 4 号機 (AnyCubic でなく RenRen というメーカ) のエクストルーダをかわりにとりつけた. AnyCubic のエクストルーダが 3D 印刷でつくられているのに対して,このエクストルーダは射出成形でつくられていて,強度がある. バネのちからがフィラメントにしっかりつたわって,スリップしにくくなった.
2 号機のエクストルーダもすでに 1 度,修理をしている. 3 号機は 2 回,手をいれている. しかし,3 号機のほうはまだ調子がわるい. 2 号機は他の 2 台より調子がよかったが,ついにこわれた.
われた軸を接着剤でつけてみたが,それでは全然だめだった. あいにく,このタイプのエクストルーダは単独で売っていないようだ. そこで,まずは他のタイプの金属製のエクストルーダにとりかえようとしたが,アルミフレームにうまくとりつけられない. しかも,このエクストルーダをつかうにはファームウェアをだいぶ変更しなければならない.
いろいろ手がかかることがわかったので,あきらめて,まだつかっていない 4 号機のエクストルーダをかわりにとりつけてみた. 射出成形でつくられたこのエクストルーダは強力だ. 金属ではないが,それでもフィラメントにバネのちからを効率的につたえて,フィラメントのスリップをふせぐことができる. これまでより印刷を 20% くらい高速化することができた.
その後,RenRen のサイトではこのエクストルーダの部品を販売していることがわかった. この射出成形部品さえあれば,あとは手持ちの部品をとりつけるだけですむはずだ. それを注文することにした. とどいたら,2 号機に借りているエクストルーダは 4 号機にかえして,1〜3 号機すべてにあたらしいエクストルーダをとりつけることにしよう.
2017-2-18 追記: ebay.com などのサイトで最新の AnyCubic Kossel の写真をみた. エクストルーダがかわっていることがわかる. 「他のタイプ」に変更され,しかも金属か射出成形でつくられているようにみえる. プログラムをかきかえて,これにあわせたほうがよいかもしれない.