個人でいくつかの特許を申請してきている. 最初の 1 発は審査請求しないままになってしまったが,3 年まえに書いた 3 つの特許のうちの 2 つは重要なので特許庁に行って審査請求した. いろいろ解決するべき問題があったが,うまく解決されて 1/3 の費用で審査請求できる方向になった.
審査請求の期限がせまっていることはわかっていたが,先月はデザインフェスタのためにいそがしく,あとまわしにしていた. まだ時間があるようにおもっていたが,ふたをあけると数日後に期限がくることになっていて,あわてて手続きした.
審査請求料に関して 1/2 の軽減措置をうけようとおもい,そのためには個人事業に関する証明をとる必要があるとかんがえた. 時間があればもっとほかの方法もあったとおもうが,時間がないので 1 日で都税事務所,税務署を経て特許庁にいった. 個人事業税をはらっていなければ軽減対象になるという都税事務所では個人事業税をはらっていないことの証明をうけようとしたが,はらった金額の証明ができるだけであり,はらっていないことの証明はできないといわれた. 開業 10 年以内なら減免がうけられるが,そのためには事業開始届のコピーが必要だ. しかし,開業届をだすときにコピーをとっていなかった. 税務署ではそれをだしていることの証明がとれないかをきいたが,そのためには数ヶ月以上の時間がかかることがわかり,断念した. 開業届をだしたのは中野税務署だが,新宿税務署が都税事務所 (新宿) のちかくにあるので,そこにききにいった.
そういうわけで都税事務所と税務署はカラぶりにおわって,なにももたないまま特許庁に行った. まずは申請窓口に行ったが,まず相談するのがよいといわれて相談窓口に行った. そこにいる 3 人ほどのひとがかかわった結果,ベンチャー向けの時限立法にもとづく 1/3 減免をすすめてくれた. 必要な書類は 2 つだけで,それらは自分でかんたんに記述することができる. それだけで審査請求料が 1/3 に減免されるというのは信じがたいことだ. その場で書くことも可能だったが,期限がせまった審査請求だけ,1/3 の特許印紙だけをはりつけてすませて,あとは後日,郵送することにした. 請求項が 17〜18 項ある特許 2 件をまともに審査請求すると 376000 円かかるところを 125330 円ですませることができた.