螺旋 3D 印刷でクロスする波模様をつくってきたが,その波数をフィボナッチ数にするというアイデアをえた. これで,自然界によく出現するのとちかい模様をつくることができる.
植物にはよくフィボナッチ数があらわれる. ひまわりの花もそうだ. つぎの写真はウィキペディアの「フィボナッチ数」の項目にあるものだ.
このような模様は対数螺旋をえがくといわれているが,同様の模様を球上にえがくには対数螺旋でなくクロスするななめの波模様における波数をフィボナッチ数にすればよい. いくつかの例をあげる. 上の写真は vibrato (印刷中にヘッドで波をえがく) によってこのような模様をえがいたものである. 同様の例をさらにいくつかしめす. 最初は上の例と同様に vibrato だけによるもの.
つぎは変形 (球に半径方向の波をくわえる) によるもの.
最後は変形と vibrato をくみあわせたものだ.
波のつくりかたはほかにもいろいろあるが,ここでは省略する.
同様の模様を皿でもためした. これまでにつくってきた皿とはちがって,ここでも vibrato をつかっている. 皿のほうが波をかぞえやすい.