おおくの電源ボタンには押しボタンがつかわれているが,こういう電源ボタンはやめてほしい. なぜなら,押すことで電源がはいるのか,きれるのかがわかりにくいからだ.
押しボタンにはロックするものもあり,しないものもある. ロックするものはロックされた状態ではすこしひっこんでいるから,よくみれば状態がくべつされる. しかし,わかりにくいことにかわりはない.
おおくのリモコンの電源ボタンや ATX 電源の PC の電源ボタンはロックされた状態がないので,さらに,くべつがつかない. デジタル・テレビはつくまでに時間がかかるから,ボタンをおして電源がはいったのか,きれたのかが,いよいよわからない. こんなとんでもないインタフェースがつかわれているのは信じがたいことだ.
リモコンのなかには,操作対象におくる電源 on と off の信号がちがっているものもあり,それはまだましだ. なかには,信号もおなじものがあるようだ. こうなると,人間だけでなくリモコンじたいにもいま操作対象の電源がはいっているのか,きれているのか,わからないことになる. リモコンには on/off がわかるばあいには,それをリモコン上に表示することが可能だが,わからなければそれもできない.
2021-1-8 追記: この記事をふくらませて「やめてほしい! リモコンの 1 個だけの電源ボタン」というブログ記事を書きました (別サイト).