極限的なトレーサビリティをもつ「仮想通貨」
最近,NEM の盗難事件などを機に,bitcoin だけでない「仮想通貨」が話題になっている. しかし,いわゆる「仮想通貨」というものをどうかんがえるべきか,まだよくわかっていないとおもう. よくいわれるのは従来の通貨が信頼できる機関 (中央銀行) によって発行され集中的に管理されるのに対して,仮想通貨は分散的に管理されるということだが,ここではトレーサビリティにおいて比較してみよう.
最近,NEM の盗難事件などを機に,bitcoin だけでない「仮想通貨」が話題になっている. しかし,いわゆる「仮想通貨」というものをどうかんがえるべきか,まだよくわかっていないとおもう. よくいわれるのは従来の通貨が信頼できる機関 (中央銀行) によって発行され集中的に管理されるのに対して,仮想通貨は分散的に管理されるということだが,ここではトレーサビリティにおいて比較してみよう.
風呂と脱衣室はエアコンで暖房している (「エアコンによる脱衣室と風呂の暖房」) が,家のなかでも玄関から廊下・階段室のあいだはこの冬には 10℃ くらいまでさがって,さむかった. この寒さは高齢者にはとくにきびしいので,あたらしいエアコンの設置もかんがえたが,あまりよい案がなかった. 脱衣室のエアコンをうまくつかうことで,この部分も 15℃ くらいを維持できるようになった.
仮想通貨には従来の通貨とは根本的にちがう面があるのだが,この本は従来の通貨とおなじ土俵にのせようとしている.そのため,わかりやすくはなっているが一面的であり,「仮想通貨革命」がすすむと本質をはずしていたということになりかねないようにおもう.また,説明の順序が不適切で,説明していない用語がバンバン登場する.Q&A 形式で書かれているが,およそ普通のひとがかんがえそうもない質問が登場するので奇異な感じがする.経済学者が書いた入門書ということで参考になる点はいろいろあるが,あまりよくできた本だとはおもえない.
評価: ★★☆☆☆
関連リンク: 入門 ビットコインとブロックチェーン.
紙などに書くのとはちがうウェブのための技術を説明するという趣旨のようだが,読んでみるとたいていの論点は紙に書く場合にも通じている.わかりやすく,読みやすくするには,Web でも紙でもそれほど差がないということだろう.ただし,Web ではむずかしいが紙ならば容易なことや,その逆のこともある.パラグラフごとに 1 行あけるのは Web では「やむなく」やるが,この本はそれを紙でやっていて奇異だ.
評価: ★★★★☆
関連リンク: ウェブでの<伝わる>文章の書き方.
3D Printing 2018 ほかの展示会が 2 月 14 日から東京ビッグサイトでひらかれた. それほどおどろくべき展示はなかったが,ますます本格的生産のための 3D プリンタが多数展示されるようになり,また 3D プリンタをつかって短時間で製品化するための技術も登場した.
3D 印刷のさまざまな話題をうまくまとめている All3DP というサイトが 3D 印刷の 34 のトラブルシューティングという,失敗事例とそれに対する対策をまとめている. 対策の記述はかならずしも便利なかたちで書かれていないが,事例写真のなかにはいくつか興味深いものがある.
3D プリンタ AnyCubic Kossel の使用中に,突然,ホットエンドが加熱できなくなった. 原因が容易にわからなかったが,まずはプリンタ用のボード RAMPS 1.4 を交換し,それでもなおらないので Arduino 互換 CPU ボードを交換して,さらに電源配線をやりなおして,ようやく正常に動作するようになった.