3 日めのきょうはまだ雷雨がこないようなので,きのう行けなかった深圳の西,OCT Loft という場所とその南にある公園や海岸などに行ってみることにした. ここにはそのうち OCT Loft のことを書く. OCT Loft はビジネス用の建物の一部などを現代アーティストに作業場所と表現の場所を提供している. こういう場所は日本にもところどころあるが,ここは規模がおおきい. ここからアーティストがそだつとともに,ここをおとずれる一般人にも影響をあたえるのではないだろうか.
OCT というのは中国全土で現代アートをそだてるような活動をしている組織らしい. OCT Loft というなまえの場所は,北京など,他の都市にもあるのだという.
ここ深圳の OCT Loft では 10 個以上の建物が現代アーティストに提供されている. ホテルから地下鉄 1 本でいける侨城北という駅から行ったが,ここが最寄駅のようだ. 建物の 1 階にはアートのための場所や店舗があり,建物上部にはアートに関係のあるデザインや建築設計の事務所などがはいっている. 深圳には文化がないとネットで書いているひともいるが,ビジネスとアートがちかくにあるこういうところから,しだいに文化がでてきているのではないだろうか. こういう場所がつくられていることも,これから深圳をおもしろい町にしていく可能性を秘めているのではないだろうか.
つぎの写真はギャラリーなどの店舗のもの.
現代美術館もあるが,はいってみなかった. 右下の写真はこれまでそこで開催された展覧会などのポスターだろう. 一番上の段はミニコミ誌のようだ.
かなりおおきな彫刻らしきものもある. あまりうまくうつせなかったので,よくわからないかもしれない.
ここでは 5 月にいろいろなもよおしがあったらしい. いまだにその案内がいたるところに貼ってある.
そのなかには,ひさしくきかなかった戸川純のなまえがあった. なにをしたのかは説明がないのでわからないが…
ここにあるレストランのなかにもここにいるアーティストや設計者の作品とおもわれるものがあるが,それ以外でもデザインに気をくばっているようにみえる. ここだけにあるわけではないだろうが,LED 照明器具などもかなり凝ったものをつかっている店がある. さまざまなデザインの LED 照明器具があり,それらがやすく手にはいることが,店にデザインのよい照明をつかおうという気にさせるのではないだろうか? 一方で日本ではそういう器具が高価であるためになかなかつかわれないのではないだろうか?
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