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DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD, メディア・アート・イベント・エンターテイメント, インテリア・家具・機器の博物館:照明器具・ライティング

「点」の LED 照明は写真にとりやすい -- 並木のイルミネーションの場合

LED 照明器具などをつくっているので,その写真をきれいにとりたいといつもおもっているが,それは容易なことではない. ところが,年末年始にあちこちで並木やクリスマス・ツリーなどをかざっている LED, そのほとんどは「点」としての照明なのだが, それを写真にとってみて,写真をとるのは比較的容易だと感じた. それは点である LED の光がうまく「にじむ」ためであるようだ.

私は「面」の青や赤の LED を写真にとることのむずかしさというより不可能性を感じている. 電球色や白色の 3D 印刷カバーつき LED 電球や,黄,緑などの色の USB ミニライトは比較的うまく写真で表現できる. しかし,青い地球儀や青や赤の USB ミニライトはどうしてもうまく表現できない. それは,単色のつよい光を写真にすると白くなってしまうからだ. 写真でつよい光を表現しようとすると,黄色や緑色はそのまま比較的つよくすることができるが,青や赤は白くならざるをえない. 媒体が紙であるにせよ,ディスプレイであるにせよ,基本の色は白であり,そこから減色して色をだすしかない. 減色すれば光はよわくなるから,つよくしようとすれば白にちかづかざるをえない.

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ところが,青や赤の LED をうつしてもそれが点であれば基本的に色をたもったまま,つよくすることができるようにみえる. それがなぜなのかかんがえてみる. 写真のあかるさを調整すれば,色がついたままあかるくすることができる. あかるくすれば点の中央は白くなるのだが,周囲にはもとの色がのこる. そのため,(白にちかづきはするが) 色をたもっているようにみえるのだ. 周囲に色がのこるのは,あかるくすると,それまでみえていなかったよわい青や赤がつよくなるからだ. つまり,色がにじむことによって,のこるのだ. だから,特別なことをしなくても,うまく写真がとれる. 下の 2 枚の写真は代々木公園の「青の洞窟」でとった写真の一部と,それをあかるくしたものだ. 「点」は比較的うまくとれているが,建物のまわりには青い「線」の LED があり,はじめから白い線としてうつっているので,実際とは印象がおおきくちがっている. それでも線はにじむからまだよいが,面になるとにじまないので印象はまったくちがってくる.

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