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社会・経済

目からウロコだった「働き方改革」の効果

最近 NHK の番組でみた (きいた) 「働き方改革」によってえられた効果というのが,目からウロコだった. 働き方改革では長時間労働の解消がひとつの重要な目標になっているが,それを単純にとらえると労働力がますます不足して,働き方改革のほかの目標が達成できなくなりそうにおもえる. しかし,そうではなくて,名目上の長時間労働を解消することで働き方改革のほかの目標の達成が促進されるらしいことがわかった.

長時間労働の解消のために残業時間がへらされているが,NHK によれば,それによって副業をするひとがふえているという. 副業をしているひとの副業収入の平均は 7 万円くらいということだった. 主業においては長時間労働が減少しても,それによる収入減をおぎなう必要があるので,かならずしも労働時間の合計をへらすとはかぎらないということだ. 副業のほうが時給がひくいことが多いだろうから,おなじ額をかせぐには労働時間の合計はふえるはずだ. しかし,長時間労働からおこってくる問題は労働が強制されるか強いプレッシャがかかることに起因しているのだろうから,副業がふえても問題はおこりにくいとかんがえられる.

副業がうまくいくと,主業において定年退職あるいは定年前の退職がもとめられても,副業をつづける,あるいはより発展させることができるようになる. これは,あきらかに働き方改革がめざしている方向だ.

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