波のモデルのつよみ ― かたちやサイズをかえてもおなじモデルがつかえる ―
螺旋 3D 印刷のためのデザイン・モデルとして「波のモデル」をつかっている. この波のモデルでは複数の波をくみあわせてモデルをつくるが,そのひとつのつよみは,ひとつの波のくみあわせをいろいろつかいまわすことができることだ. かたちやサイズをかえても,波のモデルそのものはかえずに,同様のパターンをもつ立体をつくりだすことができる.
螺旋 3D 印刷のためのデザイン・モデルとして「波のモデル」をつかっている. この波のモデルでは複数の波をくみあわせてモデルをつくるが,そのひとつのつよみは,ひとつの波のくみあわせをいろいろつかいまわすことができることだ. かたちやサイズをかえても,波のモデルそのものはかえずに,同様のパターンをもつ立体をつくりだすことができる.
8 月 3〜4 日に東京ビッグサイトの青海展示棟でひらかれた「真夏のデザインフェスタ」で螺旋 3D 印刷でつくったポットや氷柱形シェードつきの LED キャンドルを展示・即売した. これらの一部は Yahoo! shopping のデイシンの店でも販売しているが,写真や説明文より実物をみてもらったほうが売れやすいことがわかった.
7 月にはちょっとおおきな仕事が 2 件きた.1 件はもしかすると数 100 万円規模に発展するかも… もう 1 件は 36 個のシェードを大河ドラマでつかってもらえるという話であり,真夏のデザインフェスタ直後におさめる必要があったので,ちょっとたいへんだった.
いいたいことがいえない息苦しい雰囲気がひろがっているようにおもえてならない. 若者のあいだにもある「空気」にさからえないこともそのひとつだが,「表現の不自由展」の中止からもそれが感じられる. それは戦前の日本をおおっていた雰囲気にちかいものであるようにおもえる. 山本七平が「空気の研究」という本を書いているが,戦前からあった「空気にさからえない」日本人の特質はいまの若いひとでも,すこしもかわっていないようにおもえる. 反戦のために自民党政権を批判するひとはおおいが,本当に問題なのは現在や過去の政府でも陸軍でもなく,「空気」にのまれる国民であり,「空気」にのまれずに冷静に判断できること,「空気」に抗することができることが重要だとおもえる.
昭和天皇は戦後,敗戦にいたる経緯をふりかえって後悔・反省の念をかたっていたという. NHK では「拝謁記」なる記録を入手し,その内容の一部を放送している. しかし,「後悔」というのは自分ができたはずのことをしなかった,あるいはしないほうがよかったことをしてしまったということであり,昭和天皇にはあてはまらないのではないかとおもう.昭和天皇も「国民も反省すべき」と語ったというが,天皇主権の憲法のもととはいえ,陸軍をちからづけたのは国民の賛意であり,それこそが第一に反省するべきことだとおもえる.
最近,4K テレビを買ったら画面が暗いのでがっかりしたという話がよくきかれる. これは 4K 画像が HDR (high definition rate) つまりダイナミック・レンジがたかいことからくる本質的な問題なのだとおもう. それじたいは光らない液晶などでテレビをつくるかぎり解決するのは困難であり,有機 EL を選択するのが唯一の解決策だとおもう.
Yahoo! shopping の店におく 3D デザインランプなどの商品写真をとるためにいろいろためしてきたが,最近いきついた結論を実現するためにフジフィルムの X100 というカメラを買った. その結論とは,特殊なことをしなくてもある程度のダイナミック・レンジを確保できるようにするべきだということだ. そのために必要なのはおおきな撮像素子をそなえているということであり,APS-C サイズの素子をもつなかで比較的やすいカメラということで,X100 の中古品を買った.